見る目なし

「条例」の中味がどういうものなのかを知らない「民意」の支持を楯にして、
「教育基本条例」ゴリ押し、やりたい放題し放題。


東京地裁では、職員会議における教職員の挙手・採決を禁止する通知を出した教育委員会に対して通知の撤回を要求し、都教委に公開討論を求めたことにより、定年退職後の非常勤教員としての採用を不合格にされた元校長の損害賠償請求が棄却。


相当酷いことになっているのだけれど、あかんことだと思う以前に、そういうことに理解も関心もない「民意」というのがおぞましい。


言い出すとキリがないので、それとは別の話。


1年生の古典の授業に向かって、教室に入りかけると、
ドア近くの廊下で友人とおしゃべりに興じていた、授業をほとんどサボったことのない女子生徒、1年間その授業の担当しているが、ほとんど喋ったことのない女子がオレに、


「センセーって、20代?」と言う。
「んなわけねーべ」と答えると、「えー?じゃ30代?」と言う。
「んなわけねーべ?」と答えると、
「じゃ40代?」と十ずつ上げていくのだが、なかなか的中致さない。


ちゅか、オレ、いくらなんでも「20代」には見えねぇだろ。と、思う。
この生徒、見かけから人の年齢を推し量る能力がないものと思われる。


ま、オレにしちゃ、20代だったら喜ばしいわけだが、
人の「見る目」というのは千差万別、いろいろであります。


ちょっと驚いた。


小学校低学年のコドモらに、オレは何歳ぐらいだと思う?と訊ねたら、どんな返事が返ってくるのか、調べてみたい気がした。


この女生徒の目が節穴であるとはいえ、
ジジイに見えていなかったことだけは確実のようなので、


まずは、よござんした……。ふはは。