息子自慢

今週のお題


カミさん、ライブに出かけてそのまんまお泊まりなもんで、ニャンコとふたりお留守番。


だったのだがが……、


平素より、


ゴハンくだちゃ〜い!」と言えば(言うんだよこれが)、ゴハン食べさせ、
「遊んでくだちゃ〜い!」と言えば(言うんだよこれも)、遊んでやる。


とゆー、甘甘の大甘に甘やかされて育った、もうじき1歳になる我が家のお坊ちゃま(タマなしのオカマだが)くん、


オレが布団に潜り込んでも、「遊んで〜!遊んで〜!」と、なかなか寝てくれにゃい。


知らぬ存ぜぬ決め込んで、ぐーすか寝入ったら、


午前4時に、「うにゃにゃうにゃにゃ」と、オレを呼びやる。


「あーそーですか、お腹が減りましたか」と、ゴソゴソ起き出し、眠い目擦りながら高級低カロリー・カリカリをザラザラ食わせて、「さ、寝ておくれ」と布団に戻ったが、寝る気配一向になく、あっちをウロウロこっちをウロウロ。


仕方ないから、目覚まし時計ふたつ抱えてリビングのコタツに潜り込み、「さ、一緒に寝てやるけん、ここで眠りなせぇ」の体勢に持ち込んだら、今度は、トイレに駆け込んで、「ザーッザーッザーッ」と砂で遊んでおじゃる。


「ザッザッザッザッ」と周囲に砂まき散らす音聞きながら、「トイレで遊んでんじゃねーぞー」と、また眠りに落ちて、次の「ニャニャ」で起こされたのが6時過ぎ。


で、オレが起き出したらまたぞろ、「ゴハーンゴハーン」。なので、ザラザラー。
コーヒー飲んで新聞読みつつパンかじってたら、背中に飛びついて「遊ぼー遊ぼー」。
トイレに行ったら、ドアの下から手を差し入れて、「何してんのー、入れて入れてー」。
歯を磨いてたら、オレの足の間に座って、じーっと上を見ている。
着替えていると、タンスの中に潜り込もうとする。


さて、そろそろ時間ですなと、出かけよーとしたら、


トイレに駆け込んで、またぞろ砂遊び。かと思ったら、「小の方」。
しょうがねーなーと、トイレの掃除しかけたら、いつもはしない筈の早朝に、ンチまでしておった。
さては午前4時の「ザッザッ」は、これであったかとお片づけ。


してたら、家を出るのが遅くなって、少しく急がにゃならん。
にもかかわらず、閉めた障子をゴソゴソ開けて、玄関までついてくる追いかけてくる。


仕方ないから、またゴハンザラザラーで気を引いて、行ってきます。な、朝。


困ったヤツだが、


トイレはウチに来た翌日に覚えたし、壁で爪研ぎしないし、他人の食ってるモノ欲しがらないし、客が来ても怒ったり怖がったり牙剥いたりしないし、テストはいつも100点だし、かけっこ速いし、友だち殴ったりしないし、サッカーも上手だし、



自慢の息子です。オカマですけど……。あにゃぁ〜。