バカの言葉

"ジェリーカール号"に便乗させてもらって、帰り着いたが午前4時前(笑)。即、爆沈。


3時間弱の睡眠で起床。
ボーっとした頭で朝刊めくると、「『切磋琢磨』は『競争』と同義語」と語る愚か者の記事目に入り、さらにクラクラ。
『切磋琢磨』っちゅーのは、山から切り出した原石を打ち刻み磨いて宝石にすること。修練努力して徳を修め、己を鍛え磨くことを言うのである。他者と競争して勝利することを言うのではないわ。このたわけが。
そもそも、何を基準に「勝ち」やら「負け」やら言うておるのか、理解に苦しむ。


しかし、バカの吐き出す中味のない言葉の方が、総じて受けが良い。
そして、バカというのは大声で喋る割に、考えを文章にしてまとめるチカラがない場合が多いのだけれど、受け取る側もまたバカだったりするので、文章など読まないと来ている。
知性と良識のある人の発する言葉というのは、概して難しく、そして小さい。文章として表現するチカラに長けているのだが、大衆ってヤツはそんなものは読まない。
大衆に届くデカイ声で、マトモなことをわかりやすく力強く語る人、どこかにいないもんでしょか?


オレの頭が朝から痛んだのは、二日酔いのせいばかりにあらず。