情けないやら悲しいやら
朝刊1面にデカデカと、
某政党が政権交代実現した暁には、
「すべての国公立高校の授業料を無償化する方針」を固めたとか。
それ自体、いーねいーじゃん。のよーにも思えるが、
「保護者に授業料相当額として年間12万円を支給。私立高校生の保護者にも同額を支給」なんですと。
ハッキリ言って、大間抜け。開いた口が塞がらない。
どーせやるなら、金のやり取り一切なくして「完全無償」にしなせぇ。
支給することで、その有り難みを国民に思い知らせたいというんだろうが、支給する学費は、国がダイレクトに学校なり教育委員会に振り込みなせぇ。
こーゆーこと考えるヤツら、学費支援として支給された金を使い込む親が世間にどれくらい存在するのかわかってねぇんだろな。現状、使い込まれた金を回収するシステムなどどこにもないんですが。踏み倒され、焦げ付く金が幾らになるか、想像するだにおぞましい。
未払い、即退学にすりゃいーと思うでしょ? それが、「払わないのは親の責任であって、本人の責任じゃないから可哀想」という理屈が罷り通るのが現状なのであります。
ま、現実にはそんな財源、捻出不可能だろーけど。どこかにしわ寄せ来るだけさね。
そして、
「中学生までの子どもがいる家庭に対し、月2万6千円の「子ども手当」を支給する」んですと。
財源は、「配偶者控除を廃止」して確保するんだと。子のない家庭が、子持ちの家庭を支えなさいなんですと。
舐めとんのか!
かてて加えて、
「大学の教員養成課程を6年制とし、教育実習を1年間とする」とか何とか。
そこそこの大学出てるにしては安月給、現場の労働環境悪化する一方で、「一般企業並み」を旗印に、かつてのような余裕さらさらなく、社会的権威も失墜している学校教員に、どこの誰が6年も大学通ってなろうというのか?そもそも、教員養成課程の大学じゃない学生はどーやって教員免許取得するのか?わけがわからん。ハナシにならん。
本気で教員の質を高めたければ、
まず、給与体系の見直しをなされよ。賃金高けりゃ鵜の目鷹の目、優秀な人材集ってくるってもんですぜ。
正直なところオレは、給料は高くなくても、自分のための時間が潤沢にありそうだってんでこの仕事選択したけれど、
在職中に、ここまで給料下がり続けるとは、ここまで管理監督監視の下に拘束されるようになるとは想像してなかったわいな。
今、オレが学生で、教育現場の実情知っていたら、
ぜーったいにこの職業、選択していない。理想と現実えら違い。アホらしくてやってらんねーこと満載ですから。
教育現場が給与も労働環境も同じままなのに、大学に6年も通って、それでもボクはワタシは教師になりたいんです!なぁんてヤツがいるとしたら、
そいつは相当おめでたいヤツか、途轍もないバカかのどちらかだ。
てか、
こういう公約読んで聞いて、「いーねいーな」と思う人、きっとたくさんいるんだろー。やれん。
こーゆーことどもが、政治的公約の「売り」になるってこと自体、この国が壊れてるというか、狂ってるわけさね。
政権なんぞ交代したって、馬鹿が加速していくだけ。 げんなり。
さて、げんなりだから、元気の出るトコロに繰り出すとすっか。
扇町para-dice、THE SPIRAL HEAD SPEAKERS Presents "STUPID COUNTER BLUES"
馬鹿は馬鹿でも馬鹿違い。その音が響き渡ればブルースは加速していく。じぇ。