しあわせになりたいけど、がんばりたくない

ティーンエージャーだった頃、


オレは、どんな娘とどんな恋をするんだろ?


その娘は、今頃どこで何をしてんだろ?


とか、


オレはこの先、何やって生きてんだろ?


などようの青臭いこと、日々考えていた。


こんな仕事して生きてることや、
カミさんと一緒にバンドやってることなどは、想像だにしなかったわけで、


今は、どんな風にくたばるんだろーな、なんてこと夢想するようになっちまったわけだが、
それだってきっと、想像の埒外にあるんだろーと思われる。


毎日、ティーンエージャーたち目の前に仕事しているけれど、


今、目の前にいる彼彼女らの多くは、この上なく快楽的かつ刹那的で、
妄想こそすれ、オレが若かった頃のようには未来を夢想したりしていなさそうなのが、 哀しい。


たとえ、夢想した通りの未来が待っていることはないにしても、 ね。


アタマん中でずーっとキヨシローの声が鳴っていた一日。