モノの値段とヒトの値段
元旦に勇み足だった電器屋に再度GO。
電子キーボードっちゅーの、需要少ないからまだ正月特売品残っておって、
あれば便利か遊べるかってんで、結句買ったわけだが、
キース・エマーソンが、ムーグ(ホントはモーグってのが正しいらしいが)のシンセ、1970年に買った時、日本円にして約260万円。
冨田勲がコヤツ使って多重録音オーケストラ・アルバム拵えた1971年、1千万円したそうな。
現在ただ今、CASIOのキーボード、61鍵並んでて、リズムマシン入って、サンプリングもできて、8710円だってぇ〜から、驚く。
電卓100均で売られてる時代の流れといえばそれまでだが、
一体、物の値段ってなんなのだろな?
「年越し派遣村」パンクして、行き場失った労働者が厚労省の講堂で寝泊まりすることになっておったり、
フリーターがホームレス連続殺人容疑で逮捕されおったりしている中、
電子キーボード8710円。作ってるヒト報われないよな気がするわけだ。
寝正月決め込んで、キーボード買い求めている自分を恵まれてると感謝すべきか?
ヒトの値段や価値ってのも時代によって変わるとしたら、何だかヤだな。