それでも友達であるあなたへ

いろんな意見や考えがあっていい。


という言い方、当たり障りがなく心地良いかもしれないのですが、


実のところ、大切なことであればあるほど、


いろんな意見や考え方があってはいけないことの方が多いと思うのです。


ナチスによるユダヤ人虐殺、広島長崎への原爆の投下、


「うん、ありだったと思うよ」とは、決して言えないはず。


後者については、「ありだったと思う」と公言する人も少なくないけれど、「あり」だとは決して言えないはず。


ボクは、議員でもなければ、今後、政界に打って出る気もありませんが、


信条というものに基づいて、日々、思考行動しております。


それらについては、いろんな意見や考え方があっていい。とは思っていません。


反核・反原発
  福島の事故の遙か以前、学生の頃から変わっていません。
  大量殺戮兵器である核兵器を戦争の抑止力として用いるという発想そのものを容認できません。
  人間は己の作った道具を、その道具の本来の目的で使用したがる生き物です。広島長崎が最初で最後になるとは限りません。
  原子力発電所は、基幹産業を失った地域に仕事を投下するという甘言と引き換えに、その土地に大きな犠牲を強いています。
  原発作業員という被爆を前提とした労働者の存在を抜きにして稼働することができません。
  また、そこから排出される廃棄物の処理についても、確かな見通しのないまま運用されています。


憲法改定に反対
  政権党は、「国民主権基本的人権・平和主義」を大幅に改竄し、国民生活の根幹に関わるところの変更を目論んでいます。
  民主国家であり続けるために、この3本の柱は、死守すべきだと考えます。


集団的自衛権の行使に反対
  どのような形であれ、「戦争」に荷担することは一切あってはならないことと考えます。
  正義のための戦争など、過去にもなかったし、今後もないと言い切れます。


村山談話河野談話を支持
  先の戦争において、この国が他国を侵略し植民地化したこと。それによって被害を受けた国があったことを認め誠実に対応していくということ。
  天皇に責任はないが、日本がとった政策は誤りだったこと。今後は被爆国として軍を縮小しつつ世界平和の維持推進に取り組んでいくということ。
  先の戦争は、敗れはしたものの、アジアを世界から守るために行った正しい戦いだったのだ。
  という世迷い言を言い募る人々が増えましたが、そのコトバによってこの国が益を得ることなど何ひとつないと考えます。


○政府要人の靖国神社参拝に反対
  先の戦争のありようを前記のように捉えるならば、公人としての参拝は控えて当然だと考えます。


共謀罪法案に反対
  テロ行為に対する予防対策と謳われているものの、それに対する効力はほとんどなく、
  印象操作が効きづらく行動力のある、国家権力にとって邪魔な一般人へ圧力をかけ、萎縮させる効果を狙った法案であることは明白。
  正義の仮面を被った密告者や通報者が跋扈し、結果、権力の暴走や腐敗が加速するだけだと考えます。


永住外国人への選挙権付与に賛成
  この土地で生活し、働き、税金を納めているのであれば、当然あって然るべきものだと考えます。
  彼彼女らの声も、政治に反映されるべきだと考えます。


ヘイトスピーチの法規制に賛成
  他者への誹謗中傷、差別のために用いられる時、言論の自由は、それを保障する必要などないと考えます。


天皇制は基本的に反対。も、女性宮家生前退位には賛成
  国民の中に例外的存在を認めることは、平等の観点から望ましいことではないと考えます。
  また、万世一系が虚偽であることは、古典を紐解けば誰でも知っていることです。
  とは言え、今上天皇は、政治を担っている誰よりもマトモで、平等についての感性も鋭敏、国民の象徴として、尊敬すべき方であると考えます。
  天皇ご自身が望む、生前退位、将来的な皇位継承におけるごたごたを解消できる女性宮家については、それに賛成します。
  

○「教育再生会議」の方針に全面的に反対。教科「道徳」の必修化に反対
  あの時の戦争を「村山・河野談話」のように捉えたがらないねじ曲がった人々が舵を取る今後の「教育」、
  「平等」や「自由」の精神とはかけ離れたものであり、首肯することはできません。


○選択的夫婦別姓に賛成
  自身のアイデンティティをそれまでの自身の「姓」に負ってきた人たちが、「別姓」という制度で救われるのならば、導入すればよいと考えます。


○死刑制度に反対
  被害者遺族の立場になった時、そう言えるのか?という言説には力があります。
  が、加害者の命を奪うことで、被害者遺族のすべてが救われるわけではありません。
  死刑は、国家による新たな殺人です。国家権力に人を殺す権利を与えるべきではないと考えます。


○ありとあるこの世の差別に反対
  社会の最下層の人、その社会で最も虐げられてる人の生活環境がどれだけ改善したか、改善しようとしているか、が、社会の進歩の指標だと思います。
  そこに、いろんな意見や考え方が、入る余地はないと考えます。


いろんな意見や考えがあっていい。


民主的な感じで、耳に優しい響きです。


けれど、いろんな意見や考え方、あっていいものもあれば、ないほうがいいに決まっているものもある。


何から何まで一括りにして、「いろんな意見や考えがあっていい」と言うのは止めにしましょうよと思うのでした。


SNSで政治や思想について語るのは避けた方がいいそうで、タブーなのだそうで、友達なくすからなのだそーで、


でも、そういうことどもを話せない相手のことをボクはそもそも友達だと思っておりません。


そんなアタクシ、モンビジの8月の予定は、


8月 3日(木) 梅田 HARD RAIN 「やつらの足音」
 w / モンスターロシモフ、晴天虚空蔵、バニーマツモロ
 ※ モンビジの出番は2番手、19:40頃の予定
 OPEN 18:30 / START 19:00  AD ¥1,800 / DOOR ¥2,300 (+1drink ¥500)


8月13日(日) 京都 夜想夜想ぼんぼんまつり」
 w / 村上"アッシュ"篤史、the ROCK ME、EBBY (ex.JAGATARA.じゃがたら)
 DJ : 昭和歌謡DJメリケン
 OPEN 18:30 / START 19:00  ¥1500 (+1drink ¥500)
 ☆浴衣の方は1ドリンクサービス! ☆食べ物持ち込みOK! ☆アッシュ特製コロッケあり!!


そして、


8月26日(土)は、

京都 拾得 「からすプロジェクト Vol.2」


上に記したことのすべてが、プロジェクトに参与するメンバー全員と一致しているわけではないと思います。
が、「国民主権基本的人権・平和主義」の3本の柱は守りたいですよね。というところでの思いは一致しております。


印象操作の効きづらい、行動する市民として、「譲れないこと」を提起しようと思います。