世界にひとつだけの

ニンゲン、


余程の大物でもない限り、


ほとんど、大体、唯一無二なんて人はおりません。


辛抱がない割に、転職っつの、致したことがないのですけれど、


つか、潰しが利かないので、他業界業種に乗り換え不能だったのですけれど、


転勤異動してわかるのは、自分がいなくてもかつての現場は回るということ。


オレがいなくなって困ることや場所なんて、ないのだということ。


ほとんどの場合、すげ替えが可能。


誰かがいなくなれば、その誰かのやっていたことは、別の誰かが何事もなかったかのように引き受ける。


オレにしかできないこと、やれないことがあると思ってやってることもないではないのですけれど、


最初から、オレがいなきゃいないで大きな違いはないのであります。


でも、世間には、いろんな方がおいででございまして、


ニンゲンの質の違いというのは、


己のことを、


「ま、それぐらいのものだからたいしたことねーです」と思っているか、


「オレ様はすごいんだぞ」と思っているか、に現れるように思われます。


オレ、後者な方々とは、元々ニンゲンの反りが合いません。


「すごい」というのは、己で思うことじゃなく、他人様が思うことですから。 にゃ。


で、パブリックでは、いてもいなくてもおんなじ、なアタクシですが、


プライベートではどうかというと、


こんなアタクシでも、いてもらわなければ困るという人が、少数とはいえ、


存在致しているようですから、


それを、ありがたきことと思いつつ、


猫のアタマ撫でたり、歌を喚いたり、ギター引っかき回したり、飯を食ったり、酒を飲んだり、風呂に入ったり、屁をこいたり、


致しております。


とっぴんぱらりの、ぷ。