虹の橋

職場では、


オレのプライベートなことを知っている人、わかっている人、少ないので、


何食わぬ顔で、いつものように仕事しているのですけれど、


別になんてこたぁない、いつも通りの日常なのですけれど、


いつもいたところに、いたヤツがいない。


という感じは、


ここ何ヶ月かは、ただ、じっと同じ場所で横たわっているだけではあったのですけれど、


「ただいま」と帰ってきて、それぞれに挨拶しながらアタマ撫でていたのが、


ひとりいなくなっちゃったんだという感じには、


なかなか慣れない……。


だもんで、


夜中に目が覚める。



やんちゃだった時の姿を思い出す。


虹の橋なんてのがあるのなら、


そこで遊びながら待ってろよ。


そのうち、必ず、会いに行くから。


にゃ。