アタマを無にして阿呆になるのじゃ

年明けに控える「センター試験」なるものに向けて、問題演習の日々。
なのですけれど、あの教科もこの教科も問題演習。毎授業、20〜30分集中して問題を解かされる。
それそのことが、我が方の3年生のみなさま、とーっても疲れるようなのです。


が、それは裏返せば、


普段通常の授業の際には、ほとんどアタマを使っていなかった……。ということの現れなのであります。
教師が話している言葉も、薄らぼんやりとしか聞いていなかったのでありましょうな。


で、そんな困ったちゃんたちに問題演習始めて2週間余り、


普段、「国語」という教科が好き、読書が好き、日本語が好き、いきおい、「国語」は得意でーす!
と、思っていた生徒さんの中に、


 「センター試験の国語の問題、思うように点が取れません。どーしたらいいんでしょう?」


と、相談にやって来る者、奇しくも複数名おりまして、


要は、彼女たち、目の前にある文章について「深く考え過ぎ」なのです。
文章を読み、その内容についてあれこれ考える者ほど、悩んでしまうのが、選択式の設問。


選択式問題で正解に至るために、文章についての自身の意見や感想は必要と致さないのであります。
評論であれ、小説であれ、書いてあることを書いてあるまんまそのまんま、何が書いてあるのかをなぞることが要求されているのです。


ここに書いてあることは「おっかしいやろ?」とか、「違うんじゃないの?」とか、
主人公の言動に「共感できるわ〜!」とか、「こいつのやることは理解できませんわー!」などようのことを思ったり考えたりする必要はないのです。


ですから、


本当は、センター試験の「国語」なんちゅもので、言語活用能力、文章表現力を測ることはできません。
実は「くだらない」試験なのです。なまじ、わけの分かっているニンゲンの方が手こずるようになっていたりするのです。


「国語」好きの人が、「くだらない」試験で点数を取るためにやるべきことは、ひとつ。


心を無にして、阿呆になって読むこと。これに尽きます。


だから、相談に来た彼女たちには、


「なーんも考えずに阿呆になって、そこに何が書いてあるかというそのことだけを意識して読んでみてごらん」
と、アドバイス致しております。


無論、基本的な語彙力のない者にとっては、そこに何が書いてあるのか?ということを読み取るだけでも、至難なんだとは思いますけど。


ね……。


ま、そんな仕事の話はともかく、


昨夜解禁致しましたところの、


11月8日(日)発売!
The Monkey Business Extra Light『ガラスの動物園


に先立って公開致したPV「Sunny Boy」



まだご覧になっていない方々は、是非ご覧ください。
ご覧頂いた方々も、一日に一度は見ながら、レコ発に備えてくださいませ〜!(笑)