Days of Beer and Music
スティーヴン・キングの『デッド・ゾーン』
主人公ジョン・スミスは交通事故に遭い、4年半の昏睡の後、奇跡の回復を遂げ、予知能力も身につける。
彼には、民意の支持する有力な政治家が、国をどこに率いていくつもりなのかが見えた。
誰からも理解されぬ途方もない孤独の中で、ジョンは闘うことを決意する。
半村 良の『岬一郎の抵抗』も同じ趣旨趣向の作品だが、
そして、
オレには超能力などありゃしませんが、超能力などなくても、
ジョン・スミスや岬一郎よりも、
民意と、その支持を恣にする権力者の方が、グロテスクな化け物であることくらいは見て取れる。
そんな今夜、
職場のオレの属するところの「科」で、歓送迎会なるものあったのだが、
同じ夜、
"Mele"で、"THE ITACHI"のデビュー戦。
どちらも、
先の見えない渡世だが、
『俺たちに明日はない』バンドマンたち仰山集う中の方が、
オレのいるべき場所だと思われ、
酒と音楽に酔う。