スローライフのすすめ
昨年末、少しお近づきになって、だいぶ仲良しになれたかな?
と思った矢先に、広島に移り住んでしまったカップルがいて、
D.I.Y精神を遺憾なく発揮した、新しい栖の模様替えの様子など綴っているブログで、近況を拝見しているのだけれど、
彼らの生きている、生活している空間には、
焦りや慌ただしさや混乱は微塵もなくて、
落ち着いた時間が、静かに穏やかに流れている。
人間の生活というのは、こういうことを言うんじゃないだろか?
と、思わされる。
ガキの頃から、大人や周囲の顔色窺いながら、
高偏差値や高学歴を我がモノにするため齷齪し、やっと手にしたくだらない虚栄心だけを拠り所に生きてる者や、
競争に乗り損ねたり敗れた結果、すべてを諦めきった拗ねた目をして恨みがましく生きてる者ばかりが目につくけれど、
実はみんな、こんな風に肩の力を抜いた生き方ができるんじゃないかな?
と、思う。
もちろん、彼らはいろんな意味において、恵まれていたのだろうとは思う。
けれども、
決して、
それだけではないような気がする。
彼らにしたところで、これからの人生、順風満帆であるかどうかはわからない。悩んだり苦しんだり立ち止まったりもするんだろう。
が、
他人と自分たち引き比べ、羨ましいなどいう感情には囚われず、過剰なものを欲しがらず、
彼らは、「俗」から遠く離れたところで、自分たちの人生の今を、心から楽しんでいるように見える。
きっと、じたばた齷齪している多くの人たちとは、
大切にしているものが違うんだろう。
オレはじきに天命を知る筈なのだが、まだまだ甘いな。
若いふたりを、見習うべし。うん。