名誉なき野郎ども
買ったまま未見だった、
"INGLOURIOUS BASTERDS"を観た。アナログテレビで(笑)。
いささか悪ふざけが過ぎる感はあるものの、
タランティーノという男。やはり、ただ者ではなかった。
映画への愛と、信頼に溢れている。
そして、
この世に跋扈する。し続けて止まない、"Fuckin' Sit"なヤツらのくだらなさを、
これでもかというほどに描き切っている。
本邦に於いては、
楽しくないから……、なのか、
それほどの話題にはならなかったけれど、
映画として、
いわゆるひとつの完成の形を観た。
よーに思った。
本邦のヒトビトの多くは、戦時中の奔放を意に介していないようだけれど、
それがニンゲンというヤツの正体だということが、
切ない。
今日は、職場でも、
あ〜、わけわかってないんだな、みんな。ってことがあったので、
一層、切なかった。
生物多様性なるコトバ、流行っちゃいるが、
集団を、意味なく集められた集団を、
まとめたいとか、まとめようとか、思うヒトビトの何と多いことか。
ひとつになんて、ならないでください。
不特定多数がひとつになった時に、責任の所在が曖昧になって、
ニンゲンはろくなことして来なかったんですから……。