名誉なき野郎ども

買ったまま未見だった、
"INGLOURIOUS BASTERDS"を観た。アナログテレビで(笑)。


いささか悪ふざけが過ぎる感はあるものの、
タランティーノという男。やはり、ただ者ではなかった。


映画への愛と、信頼に溢れている。


そして、


この世に跋扈する。し続けて止まない、"Fuckin' Sit"なヤツらのくだらなさを、


これでもかというほどに描き切っている。


本邦に於いては、
楽しくないから……、なのか、


それほどの話題にはならなかったけれど、


映画として、
いわゆるひとつの完成の形を観た。


よーに思った。


ナチスの奔放を許したドイツ国民の罪は大きいけれど、


本邦のヒトビトの多くは、戦時中の奔放を意に介していないようだけれど、


それがニンゲンというヤツの正体だということが、


切ない。


今日は、職場でも、


あ〜、わけわかってないんだな、みんな。ってことがあったので、


一層、切なかった。


生物多様性なるコトバ、流行っちゃいるが、


集団を、意味なく集められた集団を、


まとめたいとか、まとめようとか、思うヒトビトの何と多いことか。


ひとつになんて、ならないでください。


不特定多数がひとつになった時に、責任の所在が曖昧になって、


ニンゲンはろくなことして来なかったんですから……。