ちょいと毒吐きます

ま、普段から吐いてんですが……。


先日、古い友人と会って話してて思ったことども。


彼は、末端であるにせよ、いわゆるエリートの範疇に入る人でして、


そういう彼と旧友ってことは、他でもないオレも、世間から見りゃ一応はエリートの範疇に入る部類のニンゲンなのではありますが、


別に隠すほどのことでもないけれど、


オイラがまともに通いもしないで出たガッコは、ドラマ『踊る大捜査線』に出てくる室井警視正が出たことになってる大学でして、
室井氏はドラマん中で、同じ「キャリア」仲間から、「室井さん○○大でしたよね。だったら、このへんで点数稼いでおかないと……」
と言われる場面があるくらいの、そーゆー微妙なトコロに位置している大学。
「東大なら問題ないんだけどね」というそれくらいの大学。


なんだけど、


オレは、くだらない知事が幅利かせてるトコロに所属している某高校で、「国語」というの教えてる、万年ヒラの高校教師でありまして、


上に媚びへつらったりするの大嫌いなので、うまく立ち回ってどうこうする人もいる中、言われるまんまにあっちやこっちのガッコを渡り歩く身の上なんですが、


それでも、


と言うか、だからこそ、


それなりの自負というか矜持というか、そーゆーもんは持ち続けておりますのでして、


「国語」という教科を、オレは「芸術」科目だと思っております。
ニンゲンというイキモノが行う様々な表現活動の中で、言語(ここでは日本語)というものを用いて、己の思ったこと感じたこと考えたことを表現表明することのスキルを学び学ばせることだと思っております。


音で表現する者あれば、絵筆で表現する者あれば、金槌やノミで表現する者もあれば、映像で表現する者もある。


その中で、「言語」を以て表現されたものを受容する能力、ひいては表現する能力を共に磨いて行くのがオレの仕事だと思っております。


そんな中、最も重要なのは、いつも言っているように「想像力」なのですが、


政財界は言うに及ばず、いわゆるエリートという人々には(だけでなく、実はいわゆる下方に位置する人々もそーなんだけど)、それが完璧に欠けておることをしばしば実感致すのであります。


社会の上層にいる(或いはいると思っている)人々は、己の置かれている状況環境が、いわゆるこの世のスタンダードだと思っている。
世界が社会がそれだけでないことを知りながら、自分が自分と違う世界と関わり合うことがこの先ないであろうことをわかった上で、他人事として生きている。


大学ってのは、本当は、大学に行かない行けない人を含めて「万人の幸福」ってのを各自が考え実践していくトコロだとオレなどは思っていたのだけれど、実際は、自身が生きていく上でのステータスを高めるためのものと捉えている者が多いようで、ステータス上がった人には、上がらなかった人のことは眼中にないらしい。


申し訳ないが、旧友と話していて、そーゆーこと痛切に感じたのでありました。


例えば、彼は、「ゴルフの話」していたけれど、


オレの職場にもゴルフ好きの人、いないわけじゃないけれど、


オレは、ゴルフなんてもの、死ぬまでやらかすことないと思われます。


だって、


石垣りんさんがゴルフしますか?


茨木のり子さんがゴルフしますか?


石川啄木が、宮沢賢治が、今現在に生きていて、ゴルフしますか?


村上春樹がゴルフしますか?


ラモーンズがゴルフしますか?


ジョー・ストラマーがゴルフしますか?


ジョン・ライドンがゴルフしますか?(あ!ちょっとしそうかも)


ま、そーゆー感じでオレは生きてます。


それでいーのだと思ってます。それがいーのだと思ってます。


というわけで、


またひとり、友だちなくしました。


ま、オレはそーゆー難しいヤツです。


A rolling stone gathers no moss. なのです。


そんなヤツだから、


明日のことは冷静に考えてないかも知れないよーな、


バンドマンが好きです。


キリギリス上等。キリギリスに幸あれ!


だけど、バンドマンの振りして、ステータス上がることだけ考えてるヤツもいたりするのが、


なんだかなぁ……。


あ、友だち、たくさんなくした?(笑)