休日は計画的に
ぼーっと過ごしてると、休日は疾風のように去っていく。
次の休日も疾風のように現れてくれるならそれでいーのだが、去っていったままなかなか現れないのが困りもの。
ここはひとつ、建設的にモノゴト進めるべぇ。
久々に映画にでも行きやすかぃ。『カムイ外伝』と、ジャームッシュの新作は観てぇよな。
へてから、近場で構わにゃいから相方とふたり、小洒落たお店でランチかディナーでも聞こし召しやすか。
など考えはあるものの、
今月号の"MUSIC MAGAZINE"、ミッシェルの特集だっつーから、買い物に出た相方さんに買ってきてもろうたの、ダラダラ読む。
例によって、ディープなリスナーにとっては目新しいこと特にない。うにゃ。
お〜っと、ぼんやりこんなことやっとる場合じゃねーです。取りあえず、新曲を形にせにゃならんのよオレは。
んだば、まずはギターの弦など交換するところから始めよう。
と、アコギひっつかんで交換始めたら、いつもはかーちゃんの後追いしているニャンコが、横に座って「じーっ」と観察。チョロチョロビョンビョン動く弦の先っぽ「じゃらし」と思ったのか、「ちゃいちゃい」と手を出して遊んでいる。
こちらも一緒になって「ちゃいちゃい」遊びながら交換してっと、時間がかかってしょーがねぇ。
張り替え終わって、ジャラリンジャランといい音になったギター弾き出したら、
興味失せたのか、ニャンコ定位置で寝始める。あー、そうかいそうかい。オレのギターは退屈かい。
どーでもいいことくっちゃべりながらギターの弦を交換するというステージの方が、受けがいいかも知れん。
ま、映画もランチもまた後日に致しますか? と思った時には、すでに夜。
録り溜めてあるDVDから、小林正樹の『怪談』など特に理由もなく引っ張り出して観ながら晩酌。
してたら、武満徹の音楽に反応したのか、ニャンコが耳そばだててブラウン管を凝視。地味な映画がお好きと見える。昔々に一度観たんだが、通して観たらちと退屈であった。やっぱ、小林正樹は『切腹』やで。と、ニャンコに教えた。
酔いが回ったオレに、元気なニャンコと眠気が襲う。右手噛まれる。
果たして、二日間、玄関から先、一歩も足を踏み出してないオレ、連休中に「映画」と「ランチ」は実行されるのでありましょーや?