ボクたちは天使にゃ

かの、猫馬鹿パンク歌手にして物書きの、町田康氏の一連の猫エッセイを読んでいて、


その、「ねこ愛」の凄さに舌を巻くのでありますが、
近年は、ねこばかりでなく、「いぬ愛」も凄まじく、全く以て「烏滸の沙汰」なのでありますが、


抱えている「人数」は比較にならぬとは申せ、
ウチんチにいる者どもは、町田氏宅のにゃんずに比べて、



みな、揃って、わけの分かった賢い連中であることよと、我が息子娘ながら感心致すのであります。


襖を突き破ったり、柱で爪研ぎを致すものは誰ひとりとしておらず、
どこにでも好きなところに行くのではあるけれど、モノを壊すことはほとんどない滅多にない。
今までに二度、パニックになってオイラに襲いかかって流血させた者がいるとは申せ、
ニンゲン大好き、家人によらず誰にでも頭脳をこすりつけ、抱っこもさほど厭わない。
平素温厚で、互いに大喧嘩するでなし、誰かに強く嫉妬するわけでもない。
病院に出掛ける時も、キャリーに入れるのに格闘することはない。
病から避妊を見合わせることになってしまった紅一点が「女子力スイッチ」オンになった時、マーキングをやらかすことあっても、大過はない。
早すぎる旅立ちだった、みちろー含めて、みなすこぶる物分かりがよろしい。


にゃんこのことを当たりとかハズレと呼ばうのは、ニンゲンの手前勝手だとは思うのですけれど、
当たりでも外れでも、にゃんこやわんこはみな愛らしいのですけれど、


うちの連中は、みな当たり。



ですのにゃ〜。


などようなことほざきこいているオイラ、


生まれ変わったその折には、彼らを拾い養っておる功徳によって、
きっと、ねこに生まれ変わってオイラのような者に拾われてかわいがられるに違いない。


あほほ。