阿呆にもほどがある

戦時中は、


「鬼畜米英」や「一億一心火の玉」などようの文言を、真顔で唱えていた者が多数だったのだし、


戦後も、


「日本の黒い霧」や「悪い奴ほどよく眠る」に、リアリティがあったことを思えば、


この国の人々、


ボクの祖父母も母父も、あなたの祖父母も母父も、その大多数が、いつでもどこでも阿呆だったのですけれど、


公平でないこと、平等でないこと、不正なこと、汚いこと、狡いこと、卑怯なこと、悪辣なことを、


これでもかと、あからさまに繰り返しておきながら、


そして、そのことについて、言い逃れできないところまで来ていながら、


開き直って憚らない。


そんな、人としてどうなの?という厚顔無恥な者どもを許し、それでも支持する、し続けるということは、


同じ阿呆を踏襲(ふしゅう)するにしても、未だかつてなかったことかも知れませず。


未曾有(みぞうゆう)の低迷(ていまい)振り。


この状況の中、首相は、物見遊山(ものみゆうざん)に出掛けるらしい。


どうやら、この国は、


権威権力の荒廃腐敗を批判したところで仕方のないところまで来てしまったようで。


もう少し、歴史から学ぶことがあっても良さそうなものなのに、


誰も、何も、学んでいないらしく、


阿呆は阿呆のままであるらしく、


悲しいね、人間……。


注:( )の読みは、阿呆副総理によるものです。あしからず。