砂と霧の家

SNSで繋がっている、


そこまで親しいというわけでもないのですけれど、


それなりにシンパシーを感じている人が、


  とても悲しい映画です。
  観終わった後、しばらく戻って来れなくなります。
  わかっていながら、幾度も観てしまう映画なのです。


と、書いていた映画、


未知だったので、それは観なくてはならないだろう。ということで、観ました。


救いというものが、ほんのひと欠片もない映画でした。重さに過ぎる映画でした。


ちょっとしたボタンの掛け違いが、それに関わったすべての人を不幸にしてしまうという映画でした。


決して、万人にお薦めは致しません。


けれど、


生きているうちに、観ておいた方が良い映画のひとつだと思いました。



砂と霧の家


2004年のアメリカ映画。


ボクは、


この世に生きるすべての人が、


目の前にいるすべての若者が、


ハッピーに生きられることを、願っています。


でも、生きることは、悲しみを乗り越えることの中にあって、


それは、実は、大変なことなのだと、改めて思ったのでした……。


人は、生き物である限り、いつか死にます。


この世を去る運命にあります。


それは誰にも避けられない。


逆に言うなら、


それそのことだけは、どんな国に、どんな家に、生まれようが、


すべての者に平等です。


でも、


どのように生きるのか、どんな人生を送るのか、については、


自分の力だけでは、どうにもならないことがあります。


生きることは素敵です。


でも、


ある意味、


悲しいことだとも、思うのでした……。