なんだかなぁ

夏の終わりに、小耳に挟んでいた話の案内が、


職場のレターケースに入っていた。



2年前、卒業してった連中が企画した同窓会の案内状。


この文面を見て、誰が、何を、どう思うのか?


ま、それは人それぞれなのでありましょう。


けれど、中にはまだ浪人中の者もいるにせよ、ほぼ全員が大学、短大、或いは専門学校に在学中。


学生の身の上で、ちゅか分際で、ホテルを借り切って、会費8000円の宴会を催すという。


そりゃ、一個学年の卒業生、総勢400名にのぼるわけですから、想定上、それなりの規模の場所が必要とはいえ、


個人的に、かなりの違和感……。


公共の施設でありますから、それが可能なのかどうかはわからないのですけれど、


冬季休業中の学校の食堂や教室を借りて、慎ましやかに執り行うという選択肢もあったでしょうに……。


そして、何よりも、


不参加者にも、「通信費、恩師の記念品代として」1000円を振り込んで欲しいというその文章にも、


押しつけがましさを感じました。


だいたい、この案内文、前文からして、教員にだけ当てて書かれたもの。


「追記」の必要ないだろうと思われ、教員にも記念品代請求するのであろうかと思われ、


ボク、国語教師なのですけれど、文章そのものにも添削致したいところ多々あって、


彼彼女らに、何を教えてきたのだろうと思われ……。


出席者たちは、成人式を前に、似合わないスーツに身を固めたり、振り袖着用したりして、現れるんでしょうか?


それやこれやで、


2年後の彼彼女らと久々に邂逅したい気が、ないわけではないのですけれど、


違和感が上回りましたし、そういうスノッブな感じ、とても気色が悪いので、


ボクが担任していたクラスの同窓会幹事に、「欠席」させていただく旨の連絡を致しました。


併せて、「恩師への記念品」も、謹んで辞退させて頂きたい旨、連絡致しました。


ボクが、そんな風に感じたということを伝えて欲しい旨も、連絡致しました。


かてて加えて、


また改めて、肩の張らない気楽な場所で、一杯やりましょう。


とも付け加えました。


無粋ですかね?


でも、ボクは、そういう人なので、


あしからず。