NOを言える社会であるために

共謀罪」は、


社会的少数者の声を押し潰すことに直結します。


香山哲さんという漫画家さんが、「共謀罪」というものの本質を見事に描いておいでです。
「共謀罪のこと」香山哲


社会的少数者、マイノリティーとは、


歴史の過程の中で差別されてきた人たち、
心身に障害を抱えている人たち、
LGBTなどようの性的少数者たち、


そして、この国ではもう少数者とは言えなくなってきた感のある、


貧困層、非正規雇用の中であえぐ、経済的弱者たち。


菅野完氏が言うように、


世の中がどれだけ改善したか、社会がどれだけ進歩したかのメルクマールとは、
「その社会の最下層の人・その社会で最も虐げられてる人の生活環境が、どれだけ改善したか」しかない。


と、ボクも思います。


だから、


村上春樹氏が言ったところの、「壁と卵」の関係で言うならば、


ボクは、「卵」の立場から物事を考えてきたし、これからも考えたいと思っています。


「卵」の立場に立たない発言や行動については、それに対して"NO"を言い続けたいと思っています。


「自分さえ良ければそれで良い」、「自分には関係ない」と思っているうちに、
それが、いつの間にか、自分の身に降りかかってくるかも知れないということを、


みな、立ち止まって考えることが必要だと思います。


戦争は、歴史的に見て明らかなように、社会的に立場の弱い者から順に犠牲になります。
原子力発電は、その立ち上げ当初から、マイノリティーを犠牲にすることを前提で動いてきました。


ボクは、戦争は元より、原発にも、同じ視点から"NO"を言い続けています。
これからも言い続けられる社会であって欲しいと願っています。


そんな願いから、昨年、


からすプロジェクト」なるものを、幾人かの仲間たちと共に立ち上げました。




Vol.2を、8月26日(土)京都 拾得にて開催致します。


今のこの国の、世界の動きを、"YES"と思っている方々にも、


お越し頂ければ幸いです。