NOを言える社会であるために
「共謀罪」は、
社会的少数者の声を押し潰すことに直結します。
香山哲さんという漫画家さんが、「共謀罪」というものの本質を見事に描いておいでです。
「共謀罪のこと」香山哲
社会的少数者、マイノリティーとは、
歴史の過程の中で差別されてきた人たち、
心身に障害を抱えている人たち、
LGBTなどようの性的少数者たち、
そして、この国ではもう少数者とは言えなくなってきた感のある、
菅野完氏が言うように、
世の中がどれだけ改善したか、社会がどれだけ進歩したかのメルクマールとは、
「その社会の最下層の人・その社会で最も虐げられてる人の生活環境が、どれだけ改善したか」しかない。
と、ボクも思います。
だから、
村上春樹氏が言ったところの、「壁と卵」の関係で言うならば、
ボクは、「卵」の立場から物事を考えてきたし、これからも考えたいと思っています。
「卵」の立場に立たない発言や行動については、それに対して"NO"を言い続けたいと思っています。
「自分さえ良ければそれで良い」、「自分には関係ない」と思っているうちに、
それが、いつの間にか、自分の身に降りかかってくるかも知れないということを、
みな、立ち止まって考えることが必要だと思います。
戦争は、歴史的に見て明らかなように、社会的に立場の弱い者から順に犠牲になります。
原子力発電は、その立ち上げ当初から、マイノリティーを犠牲にすることを前提で動いてきました。
ボクは、戦争は元より、原発にも、同じ視点から"NO"を言い続けています。
これからも言い続けられる社会であって欲しいと願っています。
そんな願いから、昨年、
「からすプロジェクト」なるものを、幾人かの仲間たちと共に立ち上げました。
今のこの国の、世界の動きを、"YES"と思っている方々にも、
お越し頂ければ幸いです。