その時、アタマの中に”I shot the sheriff”が流れた

朝から絶不調……。


熱っぽいし、体の節々が痛む。


のですけんど、


インフル学年閉鎖の煽りもあって、学年末考査前にして、まだ予定のテスト範囲まで授業が進んでおらん。


ちゅことで、休めん……。


ので、職場に突撃。


寒気もしてきやがって、働きの悪くなっている脳髄に発破をかけつつ授業、何とか終える。


午後、授業ないので早退しようかと思ったが、早退する元気が出ない。


何とか動く元気が出て来たので、1時間早引き……。


ここで何度か書いておりますが、


職場の前、見通しの良い片側2車線対面通行の公道。なぜだか知らんが、ここだけ、通行車両40キロ制限。
それを知らぬ者、標識と道路上の「40」の文字を見落とす者は、普通に60キロで走行する。
だもんで、ここ、警察交通課、違反金罰則金のノルマ稼ぎに絶好のスポット。
朝な昼なに、しょっちゅう相当数の警察官動員して、ねずみ取りに勤しんでいる。なぜだか、日暮れてからはやってない。
警察のみなさま、寒空の下出っ張って、今日も今日とて、哀れな犠牲者を狩ることにご執心。


ボクはその横を通るたび、この方々はこれが自分の仕事であることを、どう思っているのだろうと首を捻っている。
申し訳ないけれど、これが胸を張ってできる仕事であるとはボクには思えない。
この仕事が自分に回ってきたら、辞退致すと思う。辞退できないなら……、


警察そのものを辞めるんじゃないかな?と、思う。


いや、生活がありますから、辞めるのは難しいでしょう?と、仰る向きもあると思いますですが、
実際、ボクの父親は、ボクが生まれる前の話ではありますが、警察官だったの辞めてます。
似てないですが、そういうところはやはり、同じ血を引いていると思われるわけで。向いてないよね、警察官。


そんなこんなで、何とか家に辿り着き、横になったら、何だか熱っぽい。計ってみたら37度4分ほど。
静かに転がっていれば下がるだろうと思ったが、一向に下がる気配がない。むしろ上がってる?


で、も一度計ったら、37度9分まで上がってござる。
ので、ここで観念致して、最寄りの町医者に行くことにした。


ジャージの上にオーバーパンツ履いて、ドカジャン羽織って、よろよろ外に出る。
久しく行ってなかった町医者さん、近所だけど、方向間違ってるんじゃなかろうか?
と、不安になってスマホで確認しながらとぼとぼ歩いていると、


うしろから、「おい!」と声をかける者がある。
振り返ると、カブに跨った居丈高な警察官、「おい!、歩きスマホでふらふら歩くな。危ないぞ!」
さすがに「こら」はついてなかったが、「こら」と言いそうな勢い。
熱で朦朧としている中、「高熱が出てるので、今からお医者に行くところなんですよ」と答えると、


吐き捨てるように、「だったら余計に危ないわ」と言い残して、去りやがった。


こういう時、


「それは失礼しました。大丈夫ですか?どちらまでですか?ひとりで行けそうですか?ご一緒しましょうか?」
「ご一緒しましょうか?」まで言える度量はないにしても、


「それは失礼しました。お気をつけて。お大事にどうぞ」ぐらいの挨拶をするのが、警察官である前にニンゲンというものだろう。


元気な時だったら、とっ捕まえて説教してやるところだったが、取り逃がしてしまったのが残念。あとになってむかついた。


もっとも、元気だったら、ふらふらよろよろ歩いてないのですけれど、ね。


だから、


警察って、キ・ラ・イ。


無事、お医者に辿り着いたボク、検査キットで、鼻の穴、グリグリされましたが、


結果、インフルは陰性でございました。


陽性なら行きたくても行けなくなり、予定のところまで授業が進めなくなるから困る。


ので良かったのですが、


熱があろうが、体の節々が痛もうが、咳が出ようが、青っ洟を垂らしていようが、


這いながらでも辿り着いて、授業を進めにゃならんのが、


つらたん……。


だもんで、


処方された風邪薬飲んで、早々に寝たのでありました。