クラス対抗歌合戦

俗がキライなバンドマンも、
食うため生きるため、俗な世界でもがいたりあがいたりしなくちゃならない平日の週アタマ。


ボクのあがいているガッコというところ、


クラスというひとつの集団、教えるという行いを、ある程度のまとまりを前に行わざるを得ないという制約から、
便宜的に、40人前後のまとまりを拵えているだけなのですけれど、


40人より30人、30人より20人、20人より10人、10人よりひとりの方が、教育効果というものが上がるのは自明のことなのですけれど、
「費用対効果」という点から、取りあえず、40人前後ということになっているだけなのですけれど、


そのクラスという集団を、


「世界は一家クラスはみな兄弟」みたような感じで、まとめたい、まとまって欲しい、みたようなこと思う人たちのことは、
「ただの便宜的な集団に、わざとらしく意味づけしなさんな」と、ボクのような偏屈なニンゲンには、とーっても、ウザかったり致すわけで、


自身が担任しているクラスを、「クラス経営」などようのおぞぞとするような言説弄しながら、
まとめたいやら、まとめるために猿山のボスのように振る舞いたい、などようのことは、


まーったく思いませんので、


クラス全員「一致団結」して何かを成そう!とか、作り上げよう!などようのイベントや行事ごとは、


ちゃんちゃらおかしいわ。と、心の底で思っていたりするわけで、


昨今は、「大学受験は団体戦だ!」などようのスローガンを掲げたりする人までおいでなのですけれど、
「受験」なんちゅのは、とことん、個人的なことでしょうがね。と、思っておりますので、


そういう中におりますと、頗る居心地も気色も悪いのですが、


我が職場の、我が担当しているところの学年、
クラスの団結力を競い合い対抗する、コーラス合戦の様相を呈している、「合唱コンクール」なるものを二日後に控えております。


オレは、先に書いたような考えのニンゲンですから、
どうせやるのなら、勝ち負けなんてどーでもいーから、各人が楽しめればそれでいーんでないの?


と、思うくらいのものなのですけれど、


そんな不埒な担任のクラスであるのに、今年、たまたま担当することになったクラスの連中、


妙に仲が良い感じで、「気持ちよくやらかそうぜ!」的まとまった感を醸し出しながら、
日々、楽しそうに朝な夕なに練習したり致している。


練習したその成果を披露する順序、抽選で10クラス中、いの一番になったようなので、
それって、入賞やら優勝やらを決めるに当たって、極めて不利な出順ですやん。なのですけれど、


何やらそういうこと特に気にする様子でもなく、みな楽しげ。
下手すると、出順トップでも入賞するぞ!的アトモスフェア。


別に、入賞やら優勝を求めて、どーのこーのする担任でもないですが、
本日、彼彼女らが練習している歌声、特に口出しするでなく、聴いておりましたのですが、


過去の経験から、客観的に見て、いや、聴いて、
出順トップじゃなかったら、入賞やら、優勝やらで、喜べたかもしれない感じ。


なのでしょうけれど、ま、そこはそれ、


楽しく、気色の良いハーモニーにそれぞれが身を委ねることができたら、


それでいーんじゃないかな? どーせやるなら、楽しんだ者勝ちということで。


と、思う次第。


でもって、そんなイベント、


わざわざ借りて行う会場のキャパに限界あるのですけれど、我が息子娘の歌声を聴きたい保護者さまたち引きも切りませず、
座席の数、ぜんぜん足りていませんので、傍聴希望者の方々は抽選。


今時の親、高校2年にもなった息子や娘のこと、どんだけ好っきやね〜ん!


オレには理解できませんわ〜!


にゃ〜♪