普段日常用いているから慣用句なんですが

我が方、現在、高校2年生の担当を致しておるのですが、


彼彼女らに買い求めさせている「漢字練習帳」なるものを用いて、


毎週「小テスト」なるものを実施致しておるのですが、


ほぼ一冊、2年目の今にして終わりが見えて来ているのですが、


昨今の高校生、


「慣用句」なるもの、超絶的に知りませず、知らないから使うこともできませず、


例えば、このような穴埋め、からっきしできません。手も足も( )。


相槌を( )
あうんの( )
赤子の手を( )
脂が( )
板に( )
浮き足( )
うだつが( )
裏を( )
音頭を( )
気が( )→ 何の遠慮もなく、心からうちとけられること
木に( )をつぐ
肝に( )
口火を( )
匙を( )
しらを( )
尻馬に( )
図に( )
精が( )
高を( )
だしに( )
手玉に( )
出鼻を( )
頭角を( )
堂に( )
二の句が( )
にらみを( )
鼻に( )
引けを( )
ひと肌( )
棒に( )
ほぞを( )
魔が( )
的を( )
眉に唾を( )
脈が( )
矢面に( )
横車を( )
らちが( )
路頭に( )
わらにも( )


我が方の高校生、高偏差値の有名大学に進学致したい致します。結果、致しました。という方々なのです。


この結果には、今さらながら、


開いた口が( )のでした。
呆気に( )のでした。
息を( )のでした。
肝を( )のでした。
腰が( )のでした。
尻毛を( )のでした。
度肝を( )のでした。
不意を( )のでした。
目の玉が( )のでした。


そりゃ、ラノベばかり読むはず……。文学から足が( )はずなのであります。


こういう類の、一連の言葉、


ボクなどは、テキストブックを用いてわざわざ覚えたりしたことございませず、
読み書き、見聞きしてきた中で、自然と身に付いていたわけなのですが、


若者たち、テキスト使って覚えなきゃ、見聞きすることもないよーで、理解できなくなっているよーで……、


日本語、これからどーなってくんだろーな。


うくく。