2度目の海外も仕事にゃ
えー、出発の日が迫ってきましたので、授業をやりもって、
しかも、「公開授業」という名の、授業参観日だったりもしながら、
「説明会」に「打ち合わせ会議」と、慌ただしい今日この頃、
ほとんど、大多数の生徒さんたちは、みな一様に、
とんでもなく、途方もなく、途轍もなく、楽しみに致しているようなのですが、
ま、突き詰めれば、彼彼女らにとって、行き先など、どこでも同じだと思うのですが(爆)、
昔っから、「修学旅行なんて行かなかったぜオレは」という、
鮎川さんだったか、誰だったか、
積み立てた旅費をバックしてもらって、その金で、ギター買いました。
ちゅよな、バンドマンの逸話もたくさんございますのですが、
オレは、そこまではぐれていなかったし、
行かなきゃ行かないで、バックされた金は、親が召し上げることわかっておりましたから、
ギター買うわけにも参りませず、
フツーに修学旅行、行きました。 行きましたとも、東北に。
卒業してから、そっち方面の大学に進学して、そっち方面で暮らすことになろうとは、その時は、想像だに致しておりませんでしたが、
でもって、
行くには行ったのですけれど、
「部屋割り」というヤツ、「グループ分け」たらいうヤツ、
日頃、昵懇にしている、いわゆるひとつの「マブダチ」なんちゅの、いないぐらいには「はぐれ」でしたから、
日々、文学談義に花を咲かせていたヤツと、
そやつが入部していた、オレとはそれほど仲がよろしいわけでもない「水泳部」の連中と行動致したわけで、
夜は、彼らとは行動を別にして、「マブダチ」ではないけれど、日々「よからぬ」ことを致している連中に合流して、
夜な夜な「よからぬ」ことを致しながら過ごしたわけで、
ま、それなりに、面白うございました(笑)
が、その時、同室だった連中、
今も、時々連絡あって、消息わかっているのは、文学談義に花を咲かせていたオトコだけ。
コヤツは、立命館大学で中国文学の教授を致しておる。
残りの連中、昔聞いたところによると、ひとりは歯医者。
どこかでうまく見つけてきた金持ち娘の親に出資してもらって宝塚辺りで開業。
もうひとりは、親の跡継いでたぶん内科の開業医、
もうひとりは、幼稚園から短大まである学園の経営を、親の跡を継いでやっていると思われる。
ま、元気にしているのか、くたばっているのかも知りませんですが。
で、
オレは、府立の高校で、高校生と一緒に、司馬遷の『史記』やら、漱石の『こころ』を読んでいる(爆)
てなわけで、
女子のいないガッコだったから、修学旅行のために「にわかカップル」作るわけでなし、
振り返るに、
行っても行かなくても、どっちでもよかったね。ぐらいのものなのですけれど、
生徒らが猛烈に楽しみにしているのを見ていると、
付き添う側の教員にも、そこそこ、というか結構、楽しみにしている人がいるのを見るにつけ、
別に、行きたくないヤツもいるんだよ。 そこんとこ、よろしく。
と、思うばかり。
なのですが、極少数とは申せ、「行きません」。或いは、「悩んでます」という生徒さんもいるようで、
行きたくなきゃ、行かなくてもいーぞ!
と、声を大にして言ってやりたい次第。
でも、引率の教員は、行きたくなくても、行かなきゃならん。
かつての同僚に、
修学旅行の付き添いしたくないから、2年の担任はしない。
などようの、わがまま勝手な方もおいででしたが、(実際、いるんだぜ)
アタクシ、そこまで、くだらない、迷惑なニンゲンではございませんので、
ここはグッと堪えて、同行致します。
で、オレの場合、行ったら行ったで、周囲から、
「楽しそうにしてましたやん!」などようのこと言われるのですが、
そこはそれ、仏頂面で同行してたら、楽しんでいる生徒らが可哀相だから、作り笑いをしているだけであります。
あ、で、情報化社会に生きる生徒の皆さまにひとつお節介な忠告。
「にわかカップル」で行動し、「恋人岬」なんちゅところで頬寄せて撮ったツーショット写真を、SNSなどにUPしたりすると、
別れた時に、悲しくなるだけだから、控えた方がいいと思うよ。一度UPしたものは、消えないよ(笑)
へてから、いつも思うのですけれど、
修学旅行に添乗する旅行会社の人たちとか、学校出入りの写真館の人って、
縁もゆかりもない若者たちの団体旅行に同行して、楽しいんでしょか?
直接聞いた人は、「楽しいっすよ」と言うんですけど、
マジっすか?
教ーえてー、おじーいーさ、んっ♪