三つ子の魂百までみたいですよ

コがおらんのに、
にゃんこたちが集って、いつの間にやら大家族な我が家。


歳下の「ふたり」が、「悪性リンパ腫」なるものに罹患していることがわかったのが4月アタマ、
「抗ガン剤治療」、闘病生活に突入して5ヶ月が経とうとしており、


「ふたり」とも、治療しなければ1ヶ月、治療をしても3ヶ月ぐらい、と言われた余命宣告の時を超えて、
日々大変ではございますですが、頑張ってくれております。


「ふたり」の「おとさん」であるアタクシも、半端ない「治療代」のために頑張っております(爆)
そして、先住の「さんにん」は、この間、この暑い夏も、至って元気にしてくれているので、不幸中の幸い。


なのですが、


「猫」と一口に言っても、みな、それぞれいろいろですわなぁ、と、思うことしきり。



長男


7歳になるけれど、5歳まで、ひとりっ子生活していたからか、
「かまってちゃん」度が、最も高い。


目の前に「ゴハン」(我が家では決して餌とは言わないのであります(笑))の入ったお皿があっても、
「ねぇねぇ、お腹が減ったのれ、ゴハンくださいなのな〜」と、アピールをして来ます。
そして、掌に載っけて、「はい、どーぞ」と、やらない限り「ゴハン」を頂こうとしません。
はっきり言って、め〜ん〜ど〜くさ〜い〜。です。


我々が留守の間は、お皿に盛ったご飯を食べているようです(笑)


そして、この長男、最近は寝ていることが多いのですが、後輩が「いじめられている!」と思うと、
いきなり「猛獣」に変身、全身の毛を逆立て、猛ダッシュ


オレの手や足に、本気で噛みつきます(泣)
オレが、後輩たちを「いじめる」わけはないので、すべてに於いて、全面的に、それは彼の勘違いなのですが(爆)、
オレは、「猛獣」に変身した彼によって、過去、二度に渡って大流血。両の手に、かなりの重症を負わされております。
なぜか、相方が襲われたことはありません……。


でも、翌日になると、仕事から帰ってきたオレにスリスリしながら、「ねぇねぇ」と言って来ます。
今は、オレの膝の上で丸くなって寝ています。困ったヤツです。


で、そんな長男が、「いじめられた」と勘違いして逆上するのが、



白い次男


普段、そんなに長男と仲が良さそうなわけでもないのに、おかしな話ではあります。


そんな白い次男、オレの職場で保護されて、
オレのリュックに納められ、病院経由でウチまでやって来たのを覚えているのか何なのか、
あの時、抱きかかえられたオレの匂いを覚えているのか何なのか、
卵から孵った雛鳥が、最初に目にした相手を自分の親だと思うという、あの刷り込みの法則と関係しているのか何なのか、


オレがソファにひっくり返ると、ベッドで横になると、
すぐに気づいて、「とととととととと」とやって来て、オレのそばで添い寝を始める。


かわいいっちゃかわいいけど、白い次男はタマなしのオトコですからにゃ。
妙齢のご婦人なら毎夜毎夜、嬉しきこと限りなしなんだけどなぁ……。と、思うとか思わないとか。


とある人たちによりますと、白い次男、顔つきがどんどんオレに似てきているそうで。
白い次男がオレに似てきているのか、オレが白い次男に似てきているのか、判然とは致しませぬが、



幼い頃「天使」だったのが、


白い悪魔」のようになってきたのは、オレとおんなじなのかもしれまっしぇん……。


へてから、最も元気にむくむく肥え太っているのが、



黒い三男


こやつ、我々にぜんぜんベタベタしてきません。
が、別に人嫌い猫嫌いなわけでなくフレンドリー、怒っているところを見たことがない。
不機嫌にしているところも見たことがない。抱っこされてもされるがまま。
「おとと」と「いもと」にも優しい。


なのですけれど、顔、とりわけ目の周辺を触られることだけ異様なまでに嫌がる。
だから、目やにがついてても取ってやれない。


きっと、ウチに来るまでに、目のことで、何かコワイ思いをしたことあるんだろーな。


なのですが、イチバンの大食い、腹が減って目の前に食い物がない時だけ、そばにやって来て、
噛みます。本気ではない、甘噛みですけど、結構痛い。


ちゅこって、みんなそれぞれ違ってみんないいヤツらなのであります。


別にワンコさんでもいいのですけれど、


世の中には路頭に迷っているワンコさんやニャンコさん、
このまま放っておいたら、生き長らえること難しいワンコさんやニャンコさん、


まだまだたくさんおりますし、


彼らと一緒に暮らすのは、彼らの命を抱えながら暮らしていくのは、


自由気軽に旅行には行けないし、病気になると外出そのものも難しくなったり致しますし、
病気の治療には、びっくりするほどの費用がかかったりも致しますので、


結構大変ではありますけれど、


一緒に暮らすことで、彼らから頂けるものもまた多いです。


一家に「ひとり」は、ワンかニャンを、


お薦め致します。


にゃ〜あ、わん!