誰も知らないみんな知ってる

こいつになら見られてもいーや。見てること知られてもいーや。


と、思われているのか、どーなのか……、


今時の高校生、大多数がtwitterのアカウント持っていて(それも、多くの場合複数を使い分け)、


日々、ぴーちくぱーちく呟いているのですけれど、


それはそれ、別にオーケーなのですけれど、


二年前、WEBの怖さについて出張講演にやって来た「GREE」の啓発社員さんじゃないですが、


眺めていて、危なっかしいな。と、思うことがちらほら……。


出身小中学校名、現在籍校名、学年、クラス、所属クラブに、本名も公開。
ま、全世界のあらゆる人に知られてもいい、知って欲しいと思っているのなら、それはそれ。


クラス写真、部活の写真、友人含めての自撮り、その他諸々の画像をUP。
写真に位置情報埋め込まれたままUPされることもあるのですけれど、無頓着に、自宅自室の写真などもUP。
これも、全世界のあらゆる人に知られてもいい、知って欲しい、と思っているのなら、それはそれ。


教員への不満、悪口、罵詈雑言。
これも、当の本人に知られてもいい、知って欲しい、と思っているのなら、それはそれ。
なのですけれど、友人についての不満、悪口、罵詈雑言を、twitterで行うことがほとんどないところからして、
教員は見ていないだろうと高をくくっているのでしょう。


見てるよ。 というか、見えるよ。


かの「GREE」の啓発社員さんが言ってた言葉を借りますれば、


梅田や難波の交差点のど真ん中にたたずんで、今あなたが書き込もうとしたことを、プラカードに書いて掲げることができますか?
あなたの家の玄関に、あなたが今、書こうとしたこと、UPしようとした写真を掲げてもオーケーですか?


ということを、思ったこともなさそうな場合が、ちらほら。


自分の垢は「鍵」付きだからダイジョーブ、と思っているあなた、
相互フォローで繋がっている相手が、あなたのUPした書き込みや写真を、コピペしてばら蒔かないという保証がありますか?


中高生にありがちですが、自身のツイート、お母さんに見られたくない、お父さんに見られたくない。
見られたくない人がいることは、twitterでつぶやかない方がいいかも知れません。


ボクは、もう10年以上前から、日々ブログ書いてますし、言いたいこと言ってますけれど、
書いたことにクレームつけられたこともしばしばありますけれど、


特定の個人に見られたくないこと、読まれたくないことを書いたことUPしたことは、かつて一度もありません。
たとえ、ベロベロに酔っぱらってブログ書いていても、ツイートしていてもそれを忘れたことはありません。
自分の書いたこと、UPしたことについての責任は、自分で引き受ける覚悟がございます。


大袈裟なようですが、WEBは便利だけれど怖いですから。


生徒のみなさん、試しに、Yahooのリアルタイム検索かtwitterそのものの検索機能を使って、あなたの通っている高校の名前をサーチしてみてください。


あなたの学校と、最寄り駅を挟んで反対側にある学校を、
その学校の制服を着用している生徒を、その学校の名の入ったクラブバッグを肩にしている生徒を、
その学校の名が入ったステッカーが貼られている自転車に乗る生徒を、


合理性、論理性とは、遠く離れたところで、憎悪している人がいることに気づきます。


その彼が、twitterにUPされた、あなたの写真を見、あなたの名前を覚えていないとも限らない。


あなたは、大丈夫、かな?