実るほど頭を垂れる

のは、稲垣足穂


じゃなくて、 稲穂ですが……、


倨傲かつ尊大で、傲岸で不遜なニンゲン、


隴西の李徴は、そのように思われていた自分を、寧ろ羞恥心のせいなのだと釈明弁解致しておりましたが、


世間には、


虚勢を張ることで己を実情以上に大きく見せようとしているだけで、羞恥心など欠片もないニンゲンというのがいるもので、


同業の者にも、そういう輩を過去幾人か見てきているのですけれど、


そういう輩は、職場に出入りする、出版社の営業の方や、写真館の方や、旅行業者の方を、


顎で使うように、鼻であしらうように接するのですが、


それを傍で見ていて、憤懣やる方なかったのでありますが、


今思えば、たとえ年長であっても、「お前はあほか!」ともの申してやればよかったなと後悔していることもあるのでありますが、


場合によっては、言ってやったこともあるので、後悔していない場合もあったり致すのでありますが(爆)


偉そうなヤツは大嫌い、というか、「人間の屑」だと思っているのですが、


「屑」は相手にしたくないのでありますが、そして往々にして、


「屑」は、オレのようなニンゲンには、自身が「屑」であることを見透かされているということについては敏感だったり致すので、


オレのようなニンゲンを避ける傾向にあったり致すのですが、


そんな、元同僚のいばりん坊、時の権力には媚びへつらいながら、巷間評判の高いガッコで、えっへんおっほん教員続けていやはるわけで、


世間というのは、人を見る目というのがまるでない。まったくない。


政治家なんちゅ人たち、ほとんどがそういう輩なのだから始末に負えない。


他人様の上に立ってどうこうしたい、しよう、と考えている連中ほど、そういう輩だったりするから始末に負えない。


そういう輩の本質を見抜けず、祭り上げる連中がいるのだから、また始末に負えない。


スポーツの世界になると、その指導者に、ノータリンのいばりん坊、ごちゃまんと存在しているのですけれど、


イチローというオトコの、その競技者として残してきた記録を超えた、ニンゲンとしての魅力は、


彼が地に足のついた、いばりん坊じゃないことに由来すると思うのでした。


あやかりたいものであります。


無理だけど(笑)