悲しくてやりきれない

ギター抱えて、


新しい歌を拵えようとしたのですけれど、


駆け回る姿や、寝顔を見ていると、


涙腺が崩壊致してしまって、どもなりませず……。


なのでは、ありますけれど、


縁あって引き受けた命、それが定められた短いものだったなら、それはそれで、


最期まで、きちんと見届けようと思うのでした。


そんなこんなで、


映画『ブレードランナー』を想起したわけで、


自身の寿命を「4年」と設定され、しかも、そのことを知りつつ生きる者がいるとしたら……、


想像を絶する苦しみがそこにありますよね。


命あるものみんな、どのみち、この世から居なくなる。


この不平等な世の中で、それだけは、平等。


とはいうものの、


その時がいつ訪れるのか、わからないから、


人は平常心で生きていられるわけで、


自身の余命が幾ばくかがわかる時、


黒澤の『生きる』の市役所職員のように、それを知りたい、告げてもらいたいと思っていたオレですが、


なんだか、微妙な感じが致してきたのでした。


悲しくて 悲しくて とても やりきれない……。