客観できるかできないか

ニンゲンというヤツは、


楽しかったことばかり記憶している者と、
悲しかったり、辛かったりしたことばかり覚えている者と、


二通りに分かれるんじゃないかな?


などようのことを昨日、若い娘さんたちと話している時に口走ったのですが、


無論、


悲しかったことや、辛かったことが、ほとんどなかったという、恵まれた人もいるのでしょうけれど、
楽しいことがほとんどなくて、悲しいこと辛いことの連続の人生だった人もいるのでしょうけれど、


それを、その時、どう感じたのかという、感受性の有り様にも違いがあるのでしょうけれど、


オレというニンゲンは、


どうやら、後者に属しているニンゲンでありますが、
殊更にそのことが、ダメなことだとも思っていないのでありまして、


だからこそ、


他人の痛みに敏感なのだろうと思ったりするのでありますが、


そういうニンゲンが、損か得かというと、
決して、得は致しませず、ずいぶん、損をしてきてますよねぇ、とも思うのですが、


世の中を動かしている連中、動かしたい連中というのは、


たぶん恐らく、


前者に属しているヤツらが多いから、


ダメなんじゃないかな?


知らんけど……。