年越し

晦日


耳を澄ませば、除夜の鐘、聞こえないこともないそーだが、ベランダに出るのは寒いから、たぶん聞こえない。


振り返ると、個人的なことはともあれ、出鱈目なことだらけのくだらない一年が終わる。


夜、客人がやって来る。やぁやあと、飲み食いする。


年明けて元旦の夜も、客人がやって来る。ウチにはお節も餅もございませぬ。が、やぁやぁと飲み食いする。


2日は特に予定がない。


が、


3日にも客人がやって来る。やぁやぁと飲み食いする。


そして、4日から、仕事始め。


客が来るということは、


見捨てられていないということなのだろう。


ジイサンバアサンになっても、誰か遊びに来るのかしらん?


そんな、年末年始。


来年は、ちょっとはマシな夢を見させてくれますように。



皆さま、良いお年を。