らいよんきんぐ

衰えを感じないかというと、感じないでもないのではございますが、
そんじょそこらの若い衆に比べればまだ、業務情報処理能力負けてはおらんと自負しているアタクシではあるのですが、


ギュウギュウ詰めのスケジュールの中、やり残している仕事のこと思うと憂鬱な中、


ティーンズのみなさま引率して、


『らいよんきんぐ』(笑)


予想していた100%ほぼその通りの、エンタメ・ミュージカル。
それなりに面白かったのではありますけれど、アミューズメント・パークに行くのと同質の娯楽。


「アート」ではなく、娯楽。娯楽がよくないとは言いませぬが、娯楽(笑)


脚本はベースがシェイクスピア。兄殺しとその復讐という肉親同士の愛憎こもごも。
でも、結局は「世襲」なのだよね、あーそーなのね。という……。


黒澤の『隠し砦の三悪人』に登場した、千秋実藤原釜足のふたりが演じたところの百姓コンビ、太平と又七の狂言回し。
スターウォーズ』の、C-3POR2-D2に引き継がれておりましたが、
『らいよんきんぐ』では、ミーアキャットのティモンとイボイノシシのフンバァになっているという。


それら含めて、思ったことども、以下、箇条書き。


・上手と下手の舞台下に控えるパーカッショニストふたり、劇中曲に併せて、いい仕事してはりました。凄腕でした。
・魚釣りの竿様のものの先っぽに繋いで、ぐるぐる回して飛ばす鳥。あれ、欲しい。すぐに飽きちゃうとは思うけど。
・子役のふたり、達者でかわいらしかった(特に女子)のですが、あなたたちいつガッコに行ってるんだろう?義務教育は受けた方がいいと思うぞ……。
・呪術師のヒヒ役の女性、実に達者でございました。キモになる役所だから達者でないと務まりませんが。
・成長してからのシンバ役の男性が、虫しか食っていなかった割には(爆)、マッチョに過ぎて、ちょっと違うやろ感がございました(笑)
・スカーが、徹頭徹尾、デーモン閣下にしか見えませんのでした。狙っているのか?そーなのか?
・負の世界を引き受けているマイノリティとしてのハイエナたち、シンバが王となって、また再び見捨てられるのか?それでいーのか?
・でもって、スカーが王だった時代に荒廃しかけていた動物王国、シンバが王になれば、再興するのか?本当にそーなのか?


と、個人的には突っ込み所満載の中、お金と人手のかかった楽しいエンタメではございましたが、
ま、拗ね者のオイラには、USJがいらないのとおんなじくらい、いらないかなぁ……、と。


はい、ケチつけて、すみません。


が、終わってから、久々に本屋ぶらついたあと、


「ハッピィ」にて独り呑み。帰ってからも、続き呑み(爆)。


そして、明日はまた、積み残している仕事に従事の介。


がお〜っ!