逃げるのは得意だった

一時的に良くなったかに見えた喉、
またぞろ、夜から朝にかけて咳込んで、ヤになっちゃう中、


体育館借り切って、球技大会。
もちろん、オレ、ではなく、職場が。


毎年毎年入れ替わり立ち替わり、16〜18のティーンズを相手に、この仕事、ほぼ30年。


きゃつらと一緒に、跳んだり跳ねたり走ったり、ボール投げたりするのが平気だったのがつい昨日のように思われるのだが、
気持ちだけはまだ、跳んだり跳ねたり走ったり、ボール投げたりできそうに思うものの、無理は禁物。もはや、傍観者。


空調の効いたデカイ体育館で、高校2年にもなってドッヂボールですか?
と、思わないでもなかったけれど、ドッヂボールって、プリミティブでエキサイティングな球技ですな……。と。


ウチのティーンズたち、いい意味においても悪い意味においてもお行儀がよろしい。
当たった当たってない。ラインをオーバーしていたしていない。で、揉めることがない。あっさり引き下がる諦める。


負けん気の強さが表に出ないので、傲慢にならない。平和である。
が、傲慢なヤツに出くわしたら、どーすんだろな?それでも、闘わないのかな?あっさり引き下がるのかな?と、思わないでもない。


そんなこと思いながら眺めていたら、


オレが担任しているクラス、男子も女子も、1勝もできず、最下位だった。


オレのせいじゃないぜー!