響かない音響く音
合唱コンクールなんちゅの、執り行われたわけでして、
便宜的にピックアップされた、学習のための集団でしかない、クラスというヤツの、団結やら結束が云々、学級経営が云々、
などようのこと、「……」なのですが、
ま、生徒らが楽しんでるなら別にいーか。楽しんでないヤツもいるけど、ま、それはそれ。
と、思うぐらいには、丸くなっているアタクシなので、
この手のイベント、行事のあり方ありようをどうこう言うつもりはないのでありまして(笑)、
各クラスが、それぞれ「課題曲」と「自由曲」を披露するの聴いていて、
「音楽」そのものについて、思ったこと。
「課題曲」はそれなりに定評のある合唱曲なのでありましょう。よくできた曲ですな。と、思わないでもないのでしたが、
各クラスが選択し、練習し、披露した「自由曲」
"Exile"、"コブクロ"、"島谷ひとみ"、"I WiSH"、"サスケ"、"スキマスイッチ"、"AI"、"flumpool"、"GReeeeN"、"サザン"の「TUNAMI」に、
オプションで、"嵐"
「TUNAMI」にしても、初めてまともに聴いたのでありましたが、
残念なことに、どれひとつとして、詞も、メロも、心に残りませず、引っかかりませず、元の音源を聴いてみたいと思うもの、ただのひとつもなかったわけで、
それって、オレの耳が若くないということですか? と、結論づけてしまえば話は早いのですけれど、
ブルーズ、ロックは言うに及ばず、フォークロア、レゲエ、ゴスペル、アイリッシュ、ラテン、シャンソン、フラメンコ、ジャズ、ボサノバ、カリプソ、クラシックに現代音楽、山本邦山の尺八、高橋竹山の津軽三味線から、各国の民族音楽まで、雑食なアタクシ、
古い物は言うに及ばず、最近生み落とされたばかりの音も追いかけ続けているアタクシ、
おそらく、掛け値なく、そこに集ったどの生徒教員よりも、下手すると音楽の教員よりも、「音楽」というものを聴いてきたであろうと思われるアタクシ、
なぜ、この若者たちの心に響いたであろう楽曲が、こちらの心に響いて来ないのか?
が、わからない……。
そして、オレの心を震わす音は、たぶん、おそらく、そこにいたほとんどの若者たちには響かない。
ような気がしたのでした。
我が愛するバンドマン諸兄姉へ。 オレたちのやってる音楽は、なんか違うみたいですよー!(爆)
でもって、「楽曲」の好みはさておき、
「唄う」、「奏でる」ということにおいて、
ダイナミクス=強弱というのは、やはりキモですね。
とりわけ、耳の肥えていない方々を(失礼)相手にする場合は、あざといぐらい極端にやらかした方が、伝わるようだ。
と、思った次第。
そんなこと思いながら、夜、若者には受け入れられないであろう"モンビジ"のスタジオ。
22日のMeleは、あざとい感じでやってみようかしらん……(笑)