折れたタバコの吸い殻で


あなたの嘘がわかる。ほどではないにせよ、


嘘を見抜くことにおいては、ひとかどの自信があったのですが、


欺瞞や虚飾や阿諛追従を身にまといながら生きている人については、


そういうヤツだよね。と、見限りながらやって来たボクではありましたが、


見抜くことができぬぐらいに目が曇っていた、眩んでいたということがございまして、


目が曇ってしまう、眩んでしまうその理由もまた、己の中にあることを、重々承知致しているのではありましたが、


嘘や方便に振り回されたことを、それ相当に凹んでいたのでしたが、


それでもボクは、今まで通り、裏表なしに、嘘から遠いところで生きていこうと、


思いを新たに致しております。


そのことで、損をしたり、凹むことがあっても、それはそれで、ま、いーや。


そーんな感じ。