あぐり
吉行あぐりさんが亡くなった。
ひょっとすると、この人は死なないのではないか?
と、思われる方が時々おいでになるのですけれど、
旅立たれた。
発表された死因が、老衰でなく肺炎であるということにも驚いたけれど、享年107歳。
近年は取り上げられたり、読まれることが少なくなっているけれど、
ボクが、最も愛するこの国の物書き、吉行淳之介は彼女の長男、1994年に旅立った。享年70歳。
詩人にして作家だった吉行理恵は、2006年に66歳で亡くなった。
長女の女優、和子さんは79歳にして存命。
107という数字を眺めながら、
それが、極めて例外的な数字であることを承知しながら、
まだ、半分まで来てねぇぜ、オレ。
お楽しみは、これから。
ですよ。 ふふ。