ささやかな抵抗
わしらが潤えばそれでいー、アベノミクスを支持致しますよー!
とゆー大企業。自民党への献金額、大幅に増えているそーで……。
日本のシンガポール化を真顔で唱える人々、減るどころかますます増えている感じで、
先日、かの地に修学旅行に出かけたのは、他でもない、前管理職が、「シンガポールに学べ!」などようのことを真面目な顔で語る者のひとりだったからなのだが、
金儲けのためには、国民主権や基本的人権の制限制約はやむなし。メディアには報道規制かけるの当たり前。労働組合の存在はそれを認めない。反抗勢力は「危険思想」として締め出し弾圧。
それが、シンガポール。
本邦の、改憲への動き、解散総選挙前のメディア関係各所への政府の働きかけ、原発再稼働、その多諸々、
すべてが、シンガポール化に向けての着実な歩みであるといって間違いないのですけれど、
それでえーんですかい?
儲かるのは、「超富裕層」と、その尻馬に乗っている一部のニンゲンだけですぜ。大多数の者には、おこぼれなんてありませんぜ。
シンガポールって独裁なんすよ?民主国家の看板おろしていいんですかい?
オイラの仕事、世間にありとある職業の中で、極めて例外的に、目先の営利追求を目的としていない仕事なのですが、
だから言うのじゃないですが、
お金は大事ですけれど、それより大事なものがあるってこと教えるのが学校ってもんでしょ?
学校教育法の改正や、大多数の大学を、社会の生産性・効率性向上に資する職業訓練校的な高等教育機関に再編するなどようの案や、
国立大学の教員養成系、人文社会科学系の学部・大学院の廃止や改組についての話が、本気で議論されている状況は、
かなり末期的であって、そういう流れは高等学校にまで及んでいるわけで、
かつてなら、誰もが「馬鹿げている」と思ったことどもが、どんどん強行強制されている。「馬鹿げている」ということに気づかぬ者も増えている。
そんな中、教室でティーンズたちと漱石の『こころ』読んで、考査問題拵えているオレ、
社会の生産性・効率性の向上とはまーったく縁のない仕事をしている。
ささやかな抵抗というヤツだな。
わはは。