千秋楽
入院生活最終日。
あの方この方、引きも切らず。ありがたき幸せ。
夜、リンデロンの軟膏塗り付けに来てくれた看護師さん、
オイラが教師と知っておいでで、
「教え子さんたちですか?次から次へとお見えでしたねぇ」と、
それは、目薬の時間忘れて話し込んでいたオイラへの皮肉混じりのような気もしないではないけれど、
そして、見舞い客の中に、教え子さん、いないわけではないですけれど、それは少数、
その教え子にしたところで、ほとんどが音楽関係、バンド関係の仲間であって、
仕事は仕事で、日々、真摯に務めてはいるアタクシですけれど、
仕事絡みの見舞い客は、ほとんどおりませず、
「ほとんどがプライベートでの友人です」と答えると、
「お若いお友だちが多いんですね」と。
確かにそうなんだろう。これだけ年の離れた友人が、次々見舞いに訪れる病人というのは、珍しいのだろう。と、思う。
音楽やっていなければ、見舞い客などないに等しく、
それは、言うなれば、身を案じてくれる友人がいなかったということと同義であって、
音楽やってて良かったな。バンドマンやってて良かったな。と、
改めて思うことになった入院生活でありました。
ま、教師なんて仕事やってんだから、仕事絡みの見舞い客、もうちょっといるようでなきゃダメなのかも知れんのですけれど、
そこはそれ、仕事の付き合いを超えて人間同士の関わりや繋がりを作るっちゅのは、なかなかに難しい。
なーんてことも、思ったり致した入院生活でありました。
が、何にせよ、今夜が最後の病院のベッド。
まだしばらくは、眼帯装着して安静の日々が続きますけんども、
明日でお勤めは終了。オモロイこともイヤなことも悲しいことも切ないことも腹立たしいこともある娑婆に戻ります。
ご心配をして頂いた皆様、ありがとうございました。
モンビジ&夜たま・コーイチは、
永遠に不滅です。
あいや、永遠に摩滅です。
どこまで擦り減っても、跡形がなくなるまで転がり続けますゆえ、
四人部屋でひとり、消灯後の真っ暗なベッドの上から、
これからも、よろしくであります。