いろんなことがありました

ひとつめ


とうとう、と言うか、遂に、と言うべきか、


教育というものを執り行っている公教育の現場から、
「職員会議」というものがなくなる日が来たことが告げられた。


アタクシ、「選挙」によって選出されたので、仕方なく引き受けておりますところの、「職員会議議長団」の一員なのですが、
「議長団」なるものは廃止されることと相成りました。
公選によって選出されていた、あまたある「委員会」も、管理職からの任命指名された構成員によって運営されるということと相成りました。


廃止は9月からということなので、8月末に予定されておりますところの「職員会議」は、今まで通り執り行われるようで、
アタクシ、その最後の職員会議を仕切るところの「議長」に当たっております。
公立学校というところから、教職員自らの手によって運営される最後の「職員会議」の議長なのだそーで。


笑うに笑えない。


教育現場の実情を知らない人には、これが何のことか、何を意味しているのか、わからないことと思いますが、


アタクシ的に言わせて頂きますと、
これは、確実に、ひとつの、公教育というものの「死」を意味しております。


教育再生」などようの勇ましいことを声高に叫んでいる連中や、文部官僚は、
この国の教育というモノを、自覚なきまま、崩壊させることに尽力致しております。


このきな臭い世相、そのきな臭さは公教育の現場にいち早く及んでくるのであります。


周囲の、諦めムードと、コトの本質をわかっていないのかも知れないムードが、
定年まで勤めようという気概を、ますます損なうところであります。


ふたつめ、


アタクシが担当致しておりますところの学年に、「遅刻が多い」と、いたくお冠、お怒りの同僚がおいででして、
「来たくないならやめたらえーねん!ルールを守れんヤツ、イラッとするわ。ビシッと指導しましょうや!」と。
他でもないアタクシが担任しているクラス、日々遅刻する者、故なく欠席する者、多数に及んでいるのですけれど、
でもって、当該学年の、生活指導主担なのでありますけれど、


「来たくないならやめたらえーねん!」とは思いませぬ。


ま、足並み揃わないと、こちらが面倒なこともありますので、まったくイラッとしないかというと、イラッとすることもあるのですけれど、
アタクシ、「ルールを守れんヤツ」にも、「面倒な人だねぇ」とは思いますが、イラッとはしないのであります。


「行きたくない、行けない」ということの中には、本人自身にもよくわからない、理由があるのだろう。と、想像致しております。
その理由を解消しないまま、「遅れんように来いや〜!」と言うことに、アタクシ、大きな意味があるとは思っておりません。


そして、「ルールを守れんヤツ」については、
自身が、定められている「ルール」というのが、何ほどの意味を持っているのかをまず考える質のニンゲンですので、
頭ごなしに、「守れや!」ということを言いたくはございません。


オイラ自身、


高校時代は遅刻の常習犯でした。だって、ガッコ、キライでしたもん。行きたくない理由、ありましたもん。


当時もそうだったし、今でも、母校が規定していたルールの多くを、「くだらねぇ」と思っていたし、
「くだらねぇ」と思っていることを、積極的に守ろうとは思いませんでした。


ちゅことで、生活指導などいうの、オイラには向いてないのに、なぜかそういう役割、回ってくるのは、なじぇ?


へてから、みっつめ、


とあるライブハウスのブッキング担当者から、お誘いのメール。
「その日は今のところ、"ザ・ミーミーズ"が決定しております」と、
ありがたいことなのですが、その日は「夜たま」のライブ、すでに決定済みなのでありました。


そして、


"ザ・ミーミーズ"のベーシストさんは、仕事に出かけているアタクシを尻目に、
前夜からのお泊まりを経て、我が家で、ゴロゴロ休日を過ごしているのでありました(笑)
また、ライブかぶってますやん! あきませんや〜ん!


でもって、よっつめ、


ジョニー・ウインターが亡くなったとの報。70歳。
来日公演、行かなかったのが悔やまれる……。


肌の色こそ異なるけれど、


個人的には、ロバート・ジョンソンが引いたレールを継承したのはこの人だと思っておりました。
アルバムはほとんどすべて所有致しておりまして、愛聴致しておりました。
白人のブルーズがなんぼのものか! という意見もあるのでしょうが、


こちとら、東洋人は黄色人種なのでありまして、
黄色人種でも、ブルーズは我が心の音楽なのですよ。文句あるか!


と、思っておりますので、彼に感化されて、彼のようなスライドギター弾きたくて、メタルのドブロを手に入れたり致しておりました。


R.I.P.


先に亡くなったチャーリー・ヘイデンといい、


時は移ろい、人は流れていく。


オイラ、何をどこまで見届けるんだろーな……。