過保護が加速する

世間では、


と言いつつ、このブラックなご時世、あまりないだろうとは申せ、9連休なんちゅお方もいるとかいないとか、


いないやろ? いたら出てこいや!


と、思うものの、まだカレンダー通りなので、恵まれている方なのであろうアタクシ、


休日に体調崩して涙で枕を濡らしつつ、早寝早起きしたものの、寝覚めあまり良ろしくない中、よろよろ出勤。


出勤すればしたで、よろよろしながらも、そこそこ元気な振りをしながら職務に専念。


なんだけど、


会議、打ち合わせしている内容、よくよく考えてみれば、
オイラが高校生だった頃には、そんなこと、何一つなかったぜ。ということの準備とお膳立てばかり。


四年生大学短大専門学校のオープンキャンパスに説明会の紹介、必ず行かせることをカリキュラムの中に取り込んで指導。
キャリアスタディという名の、社会人職業人招いての講演会を設定準備、
大学が実施している体験講義の案内、できれば全員に受講させたいがどうしたものかと思案投げ首、
生徒全員に受験させている実力試験、その結果についての分析会の段取り、と、それを受けて教科指導にどう生かすかというお話、
教科科目選択についての注意事項留意事項、生徒に説明する打ち合わせや段取り、
保護者への公開授業の準備、進路指導方針関係関連の説明会の準備段取り、


エトセトラ、エトセトラ……、


オイラの通っていたガッコ、他の同級生のことはいざ知らず、
オイラは、素敵なガッコだったとは、口が裂けても言わないけれど、口が裂けたら言えませんけれど(爆)、


授業の中で、大学受験に向けて、あーだこーだ、どーだこーだ、口にする教師はただのひとりもおりませなんだ。
大学受験に特化した受験対策的な授業をする教師も、ただのひとりもおりませなんだ。
大学のオープンキャンパスも説明会もありませなんだ。あったかも知らんが、誰もそんなものには行っておりませなんだ。
大学の授業や講義は元より、受験したその日まで、大学なんてものに足を踏み入れたことがありませなんだ。
だいたい、自身が入学したガッコ、おいそれと見に行けるトコにはございませなんだ。
社会人、職業人の話など、聞いたことございませなんだ。
医師というのが、弁護士というのが、検事というのが、新聞記者というのが、商社マンというのが、メーカーの研究員というのが、
どんな仕事をしているのかは、それぞれに想像したり、ものの本を読んだりすることで学んでいたのでありました。
模擬試験はあったが、結果が書いてある紙切れ一枚渡されただけで、
そこには、志望大学の合格可能性「E」、「この成績で受験した人はいません」と書いてありました(笑)
科目選択あったけれど、大学の入試科目が書いてある冊子渡されただけで、誰に相談するでなく、自分で行きたいと思う大学の受験科目、自分で調べて、自分で適当に選択しただけでした。
保護者向けの進路説明会なんちゅの、一度もなかったのでした。
ただ一度だけあった懇談会で、受験しようと考えていた大学の名を告げると、担任は、「そこに行くと、通学途上、繁華街をいくつも通過するから、誘惑が多いよ。○○くん、ダイジョブかなぁ?」と、笑顔で言っただけだった。
結果、浪人して、誰にも相談するでなく、遙か遠くの大学に進学したのだった。


ちゅことで、


こんなこと、本当に必要なのか?


何から何まで、先回りして世話焼いてるから、焼かなきゃなんなくなってるから、この世の中、いろいろあれこれダメになって来てんじゃねぇか?


てめぇが大学受験するのに、手続きやら宿の手配やら、ぜんぶ丸ごと親に頼んで、親同伴で受験しに行って、
合格した大学の入学式に、親に買ってもらったスーツ着用して、オトナ気分で、親がくっついて来て、一緒に写真撮ってニコニコしている。


オレたちは、そんな、クソガキども大量に輩出してんじゃねぇか?


と、心の底から思っているのですけれど、


オイラひとりの思いだけでは、この流れはもうどうにも止まりませず、


アホくさい、アホらしいと思うことも、それなりにやらさせて頂いておりますので、


休日に体調が悪くなるのかも知れません。


あばばのば。