直結という潔さについて
宵越しの採点は食わない。
ちゅか、持ち越さない主義のアタクシですが、
昨日の「現代文」3クラス分は、為せば成ったものの、本日執り行われた「古典」3クラス分は、勤務時間内にはギブアップ……。
無理だったので、翌日に持ち越しなのだが、
実は、明日の午後は、過去に休日出勤した分を振り替えて、休みをもらうつもりにしておった。
が、
採点せにゃならんので、それを取消……(泣)。
そんな、職場のことは言うに及ばず、世情世相についても思うことは色々あるけれど、
ここは、ま、バンドマンとして、バンドマンのお話をば。
先日の"CLUB WATER"で共演だった「ダルマドライブ」のマーちんさん、
男らしく、シングルカッタウェイのレスポールJrを、ジャズコー(言わずと知れたROLAND JC-120)に直結。
それでいて、フロントPUとリアPUの切り替えと、ギター本体のボリュームいじくるだけで、個性的な音を演出。
していた。
ギター弾きならご存じのように、
ジャズコーは「丈夫である」、「エフェクター乗りが良い」というその一点(二点ですけど(^_^;))の理由において、
大抵どこのスタジオ、ライブハウスにも常備されておるのですけれど、
コヤツを「エフェクター」なしで使いこなして、気色のよろしい音を出す。というのは、至難の業。
それをマーちんさんは、直結で、気色よろしくドライブ。
でもって、ジャズコー直結と言えば、もうひとり、忘れちゃいかんのが、
「三文からす」のアキラさん。アキラさんのギターはテレキャス。
こいつをジャズコー直結すると、大抵のバヤイ、ハイがきつくて、聴いてる方は、ただひたすら耳が痛いという音になる。
のだが、
アキラさんが弾くと、あら不思議、アキラさんの音が飛び出てくるんだなもし……。
演奏家にとって、音というのは極めて大事であって、
みな、自分の音、というのを手に入れるまでに試行錯誤の四苦八苦するのですけんど、
ジャズコー直結で、個性的な音を出す。というのは、一体何なんだろーね?
ここまでの域に達したいものだ。と、思うわけですが、
オイラはオイラで、ユニットで活動始めてからは、エレキじゃなくてアコギですけんども、
ハコによってはD.Iだけのこともあれば、ジャズコーを鳴らすこともあるのですけんども、
「音」については、褒められること結構あります。えへんっ!
なのですが、
オイラは、自前のD.Iに、空間系のマルチエフェクターかまして音作りしているわけで、
ジャズコー直結でも自分の音を出す。という領域には達しておりません。
マーちんさんにしても、アキラさんにしても、
両手から、目に見えない何かが出ているんじゃないかと思った次第。
オイラの両手から出るのは、汗とミストーンばかりなり。
精進が足らんなぁ……。