4月のバカ

年度末、年度始め、


新聞の折り込み広告には、地元の「学習塾」や「家庭教師」関連が盛り沢山。


○○高校・文理学科、○○人中○○人が「○○塾生!」
なんちゅーの……。


塾によっては、合格者の姓名一覧、ぞろぞろっと並べ立てているものもあり。


見ていると、


我が現任校、「塾」的にはビミョーな立ち位置のようである。
ある塾では「ほぼ無視」、だが、また別の塾では「大々的に宣伝喧伝」


そーゆーの眺めながら、


自身が今勤務しているガッコを、
並み居る塾たちが、誇らしげに掲げてくれるガッコにしてやろう、せねばならんっ!
なぁんてことを思う人もいるのであろうな。と、思うのだけれど、
そんなことを思う人は、自らがそういう場所に身を置いていることを自身の誇りにしているのであろうな。と、思うのだが、


実のところ、高校であれ大学であれ、


どこそこ高校に合格!やら、どこそこ大学に合格!などようの塾の宣伝広告に名前が載ったところで、
それその人物の、一個のニンゲンとしての価値が上がるものではないことは明白で、


東大に合格しようが、京大に合格しようが、


それは単に、


東大に合格した人、京大に合格した人であるだけで、


ニンゲンとして、何かをなした人であるわけでなし、


そーゆーことに浮かれているよーなニンゲンが、その後、何かをなし得るとも思えませず、


そんなこと言っているオイラにしても、
○○中学合格!やら、○○大学合格!やらで、許可したわけでもないのに、一方的に新聞に名前を載せられたことのある身の上ではありますのですけれど、


世間的には平凡極まりない、極私的にはかなり特異な部類に属している、
絶滅危惧種に分類されるところの、それでいてなかなか絶滅しないところの、
イリオモテヤマネコのよーな、公立高校教員にして、バンドマンであるだけで……(笑)、


そういう類の新聞を切り抜いたり、広告を取り置いたりすることは、


すごーくつまらないことであるから、


やめた方がいーと思うよ。


恥ずかしいからさ……。


そーゆーこととは別のところで、


ステキなニンゲンになりましょーぞ。


今のオイラは、世間的には特にイケてるわけでもないですけど。


ね(爆)