絶対多数の最小幸福

SNSを眺めていると、


いわゆるひとつの日々の生活、衣食住、


こんなもん食った、うまかった。こんなもん買った、どや!


という、自身の幸福と満足に関することを世間に披瀝披露している投稿が多い。


ま、別に他人様が何を食おうが食らおうが、何を買おうが求めようが構わないのであるけれど、


そういうことがシアワセなんだ。なのですね。ふ〜ん。という感じ。


でもって、


精神衛生上よろしくないので、常に何かに怒っていたり、憤る必要もないとは思うのですけれど、


アタクシ、今日もこんなにシアワセだったのです。あはは。
と、自身の周囲周辺の人間関係のことだけ考えて日々を生きてるようにしか見えない人や、


学歴やらキャリアというのを身に纏うためにそれなりの努力は致したのでありましょうが、
そうして身につけたはずの学問とか教養というものを、自身と自身の周囲周辺の人々の幸福のためそのためだけに行使して生きているという風にしか見えない方もおいでなのでして、


ボクは、その方が社会的にどういう立ち位置にいる人であっても、そういう人を羨ましいと思ったり、そういう人に魅力を感じたりすることはありません。


当方、「学び」というのは、


あれも欲しいこれも欲しい、あれもしたいこれもしたい、もっともっと欲しいしたい。


という自身の願望を叶えるためのものだとは思っておりませんのですが、


目の前の若者が、どこそこの大学に行きたい合格したいというその思いに近づくことの手助けをする自身の仕事が、


あれも欲しいこれも欲しい、あれもしたいこれもしたい、もっともっと欲しいしたい。


という彼らの願望や欲望を叶えるためのものなのかも知らん。


と、思うことがあって、


バカバカしくなることが、ないではない……。