マスメディアは何も言わない
実家で暮らしていた十代の頃、鼻炎に苦しんでいた時期がある。
実家を離れて、ひとり住まいを始めてから、鼻炎に苦しむことはなくなった。
実家に戻って数日経つと、かつての鼻炎がぶり返すことで、己の鼻炎の原因がボロ屋にあることに気付いたわけだが、
アレルゲンが何なのか、医療機関で調べたことがないので、ハッキリしたことは言えないが、
いわゆるひとつの「ハウスダスト」というヤツ、だったのだと思う。
実家を離れてから、鼻炎っちゅものに悩まされることはなく、
世間の人々の多くが悶え苦しんでいる「花粉症」にも縁のないオレだったが、
先日の夜ほどの激烈な反応はないものの、
時折、目の痒み、鼻づまりが起こるようになっている。
「花粉症」というヤツ、体内に蓄積されたアレルゲンが飽和状態になるといきなり発症するらしいから、そうでないとは言い切れないし、
昨今噂の中国から飛来してくるという微小粒子状物質「PM2・5」のせいなのかも知れない。
のだけれど、
この目の痒みと鼻づまり、大阪市の瓦礫本焼却の開始とほとんど同時に始まっている。
実は、瓦礫の焼却でも「PM2・5」なるものは拡散するらしい。
マスメディアは、まるでそんなことは知らないよとばかりに、瓦礫焼却についての報道をほとんどしないのだけれど、
焼却におけるフィルタリングの効果がどこまであるのかは極めて不透明。
瓦礫は今日もガンガン焼却され、「PM2・5」を撒き散らしている。
時を同じうして、中国の大気汚染「PM2・5」を懸念する報道を始めたところに、
胡散臭さを感じるのは、
オレだけですかい?