多いがいいとは限らない

降って湧いた、本府の公立高校入試制度の改変。


全校(例外あり)、前期&後期の二度募集。
総募集定員の2割を前期で、残り8割を後期で募集。


前期入試の進路希望調査結果が昨日の新聞に。
現任校、このまま出願してくれば6倍強。
不合格だった者の多くは後期入試で再チャレンジすると思われ、残った8割の枠を争う。


合格入学してくる生徒の顔ぶれは、入試の機会が二度になっても大差ないものと思われる。
一度目の受験で不合格になり二度目の受験を強いられる多くの生徒と、二度の入試選抜業務を強いられる現場に対する配慮はまるでない。
入試目前になって申し送られてくる実務内容も、極めて付け焼き刃的、泥縄式。
教育委員会なんかいらない。と、どこかの誰かに言われても反論できないようなおそまつな内容。


良くなることなどなぁんにもない。あるというなら教えて欲しい。


「舌切り雀」の「つづら」と同じ、大きい方がいいとは限らない。多い方がいいとは限らない。


馬鹿げたことだと思いながら、前任校への進学希望者数見ると、


よもやの定員割れ……。
しかも、前任校は以前から、前期日程で全生徒を募集。後期入試はない。


定員割れするような人気・ニーズのない学校は、魅力ある学校作りのために教職員が全力を傾けて努力せよ。
定員割れが複数年続いた場合、廃校もやむなし。と、ケツをまくられていた。
ケツをまくられようが、割れる時は割れる。定員割れが引き起こす悲惨は身をもって経験しているのであった。


現任校は現任校で、センター試験の平均点を上げるべく努力を、有名主要大学への進学率をUPさせるべく努力を。
と、ケツをまくる人がいる。ケツをまくっても、勉強するのは生徒らであって、オレたちではないのであった。


前任校にいたオレと、現任校にいるオレ、同じオレであって、なぁんの変わりもない。
前任校、定員割れ。現任校、定員の6倍。


現場の教職員の努力が、公立高校の魅力や人気に直接関係するのかどうか、


答えは明らか。


オレたちのやることは、


どこのどんなガッコに行こうが、目の前にいる生徒らの、誰もが一度しか経験できない十代半ば過ぎのおもろうてやがてかなしき数年間を、共に過ごしながら、人生というのは須く、おもろうてやがてかなしきものでありますよということを教えたり教えられたりするだけ。


なのですが、


オレの顔は、ひとつではないのでありまして、
「教室もステージもどっちもおんなじですやん」という声もありましたが……(爆)、


25日(金)はライブ。京都御池の素敵スペース「夜想」です。
[共演] fukafolk、谷次勉、入江政行コノドント
※The Monkey Business Extra Lightの出演は3番手、20:20頃。
START 19:00 ¥1,500 (+1drink¥500)


ですよん。よよん。