世の中に絶えて桜のなかりせば

今週末、センター試験などいうものが執り行われるわけでありますが、


その後で、2次試験なんちゅものも行われるわけでありますが、


イチバン寒くて厄介で難儀なシーズンに、「入学試験」なんてのをやらかすこの国のシステム制度ちゅのは、


根本的に問題があると思う。前から思う。ずーっと思う。今でも思う。


風邪やらインフルエンザで体調ガタガタになって、それまでの努力が水の泡と化すヤツも少なからずいるわけで、


現役高校生にして大学受験生ともなると、風邪やらインフルもらわぬようにガッコの授業にも出て来なくなったりする。


交通機関も、降雪積雪の影響で不順不通になったりする。受験会場に辿り着くのも覚束なかったりする。


遠い昔、オイラが受験したガッコは、北の地にあって、


受験当日、トイレが凍り付いていた。凍り付いたトイレに小便したら、したとたんに凍り付いた。


レモンイエローの氷になった。殺伐とした寒々しいトイレで、コレだけはきれいだなと思った(笑)


前日の泊まりから母親付き添いで受験に来ている同世代の連中を、「マザコンか?」「オマエらに負けたら恥じゃ」と思いながら、


寒々とした控え室で、震えながら我が子の受験を応援している母親たちをちょっとだけ不憫に思った。


軽蔑の方が勝っていたから、同情はしなかったけど(爆)


東京大学が、


秋入学とゆーのを検討しているそうだが、


ガッコだけでなく、世間が、社会が、一緒になって動いてくれんとややこしいことこの上ないけれど、


いつかどこかのタイミングで、


ガッコも、世の中も、


夏の終わりでリセット、秋で仕切り直し。ちゅことにした方がよろしいのではないかと思う。


夏の入試も熱くてかなわんっちゃ、かなわんのだけれど、


いろんな意味で、総合的に、厳冬よりはなんぼかマシだと思う。


まさか、


桜咲き、桜散る季節を愛でたい。桜の花びら舞い散る中で旅立ちたい新しい生活を始めたい、というただそれだけのために、


厳冬に入試、春に入学ということにしているわけではあるまいね。


いや、実はそうなのか……。