ウィルコ

正月明けて、仕事始めの1週間。


授業ってこんなに体力使うのね。しんどいやんかいさー。と、くたくたのところに、
喉までイガイガしてきやはりまして、ゴホゲホガホグホ、いつまでたっても治まらない。
そー言やぁ昨年はこの時期インフルにやられてダウンしましたよな、などようのこと思い出すし、


どないやねん……、


と、言いながらも、教室に行けば行ったで、ゲホゲホゴホゴホ言わずに普通に声出して授業しているできている自分。


プロか?


そして、へろへろのよれよれになった週末の夜に、今年1発目のライブ。そんな自分に感心、


していたら、


ウィルコ・ジョンソン氏まだ65歳、が、末期の膵臓癌で余命10ヶ月との告知を受けたとの報。
それでも、予定していたギグにツアー、キャンセルせずに、カラダが動く間は、やり抜きますとの報。
震災の後も、原発事故の不安からキャンセルした外タレさん多数だった中、東京大阪は大丈夫とやって来た親日家の彼、
ロケンロー・フレンドたちが待っているから、今回の日本ツアーもキャンセルしませんとの報。
今さら金持ってても仕方ないからと、東京のギグでの収益はすべて東北復興支援金として寄附。


足腰立たなくなるその日まで、いつか来るその日まで、Keep on Rockin'を地で行く男。
その情熱が、彼の体に巣くった癌細胞をやっつけてくれることを祈りたい。


ウィルコ、実は元、高校の英語教師。ってことは、イギリスの国語教師。
ちゅことは、オイラとご同業。


1週間の仕事でくたびれた。とか、喉がイガイガで、とか言うておる場合ではない。
と臨んだ、今年1発目のライブ。


収益はすべて東北復興支援金、と行きたいところだが、ハコにノルマ支払うだけに終わるのが情けないけれど、
ライブそのものは、手応えを感じるスタート。


足腰立たなくなるまで、足腰立たなくなっても、くたばるまで、


転がり続けますよ、オイラも。