心震わせよう

先日の「夜想」終演後、「三文からす」あきらさんが言ったコトバ。


  十代だった頃に出会って心震わされたのは、メディアに流れてるプロの音楽ではなく、
  ライブハウスに流れていた、アマチュアバンドの演奏だった。
  あの頃の、自分が心震わせたような、バンドや音楽の熱を、もう一度取り戻したいんですよねぇ……。


ライブハウスという場所に、心震えるような音があることに気づいたのは、自身がそこで演奏するようになってから、というお粗末なオイラとは、通ってきた道が違うけれど、ちょっと遠い目をして話すあきらさんの言うことは、わかるように思った。


経済活動商業主義の中に組み入れられながら、使い捨てにされず残った音楽もあるけれど、
経済活動商業主義の中で、消費されただけで顧みられることのない音の数々。


その一方で、


経済活動商業主義の枠組みの中で生きることはできなかったけれど、
ワン・アンド・オンリーな、素敵な音を奏でていたヤツらがいて、それに心震わしていた者がいた。


謡曲と呼べるようなものもなくなり、アイドル歌手という存在も消え失せた今、
経済活動商業主義は、細分化の一途を辿るニーズに応じて、それぞれの消費する音楽を生産しているけれど、


今もなお、かつての「シーン」とは比べものにならずとも、今宵も素敵な音を奏でているヤツらはいる。
オイラが音楽やっているのは、そういうヤツらのひとりに、ひとつに、なれたらいいな。一緒にやらかしたいな。と、思うから。


オイラに残された時間は多くはないが、あと少し、もう少し。


それにしても、


「一緒にやらない?」と、あきらさんが誘ってくれた「拾得」の日、先約あって残念無念……。


いつかは「拾得」、きっと「磔磔」。(笑)