わぁいどぉ〜

競馬というものをご存じない方はおられなくとも、馬券というものをご存じない方はたくさんおいでになると思われるのでありますが、


昨今は、馬券の種類バリエーション、山ほどござって、一攫千金、100円がン千万円に!
な〜んてこともないではないのだけれど、そこはそれ、そういう馬券は当たりたくても当たらないのである。


長年やっていてわかるのは、競馬というのは(ギャンブルというものは総じてそうだと思うのだが)、金を持っているヤツが儲かるようにできているということ。


あるレースで、どう見ても力の抜けている馬がいる。アクシデントさえなければ、その馬が勝利するのは90%間違いない。
実際、そういうレース、時にあるわけ。ただ、そういうレースは、馬券を買う者の大半が、その馬の勝利を確信しているので、
その馬の単勝(1着馬を当てる馬券ね)オッズは、1.7倍とか、1.8倍とか、2倍を切ってしまう。
複勝(3着以内に入る馬を当てる馬券ね)オッズに至っては、1.2倍とか1.1倍になってしまう。


この時、


単勝を100円買って、見事その馬が1着になったとしても、戻ってくる配当は170円とか180円。
複勝を100円なら、1着を外して3着だったとしても的中。しかし、配当は120円とか110円。
単勝に10000円投入しても、7000〜8000円の勝ちにしかならない。


のですが、


単勝に100万円突っ込んだらどうなるかというと、的中すれば70〜80万円の勝ち。
複勝でも10〜20万円の勝ちとなる。


実際、そういう買い方をしている者がいるわけで、儲かっているのはそういう人々。庶民が勝てる道理がない。
そもそも、ギャンブルというのは、胴元が儲かるようにできている。何であれ、手を出さぬ方がいいに決まっている。


のですけんども、


お馬が走る。その結果を予想する。予想が当たれば気色がよろしい。してやったり。
という習癖習慣から、脱することなかなか容易ではありませず、


脱しないなら脱しないで、大きく損をしない、できれば得をしながら遊べるようにという術を考えた結果、たどり着いたのが、


WIN5(指定された5レースすべての1着馬を当てる)は、どうせ当たらないから買わない。
3連単(1〜3着を着順どおりに当てる)や3連複(1〜3着になる馬を順不同で当てる)も、買わない。
馬単(1&2着を着順どおりに当てる)や馬連(1&2着を順不同で当てる)も、滅多なことがないと買わない。


じゃ、どーするのかというと、


原則、買うのはワイド(1〜3着内に入る2頭を順不同で当てる)。しかも1点。という方法。


人気サイドの組み合わせだと2.0倍あたりのオッズになるが、場合によっては10倍超のオッズになる。
そいつを1点で狙う。1000円買えば1万円になる。1万買えば10万になる。


それも闇雲にいろんなレースに手を出すのではなく、ここぞ!と思うレースに狙いを定めて勝負する。


前置きが長くなった。


ここ数週間、ここぞ!というレースに出くわさなかったので、馬券は購入していなかった。


のだが、


新潟のメインレース「関屋記念」、ネットで馬柱眺めて、その結果、


2番人気 エアラフォン(岩田)
5番人気 エーシンリターンズ(北村宏)
8番人気 スピリタス(和田)


の3頭に絞った。「夏は牝馬、高齢馬が走る」の格言、知らないわけではない。1番人気ドナウブルー牝馬、エーシンも牝馬スピリタスは7歳。ドナウブルーは来れば仕方ない。が、不安要素も多いと見て、オミットした。
3頭からどの2頭に絞るか、しばし悩んだ末に、エアラフォンとスピリタスの2頭を選択。この2頭のワイド、オッズは11倍強。
久々の勝負はここに決定。予定のワイド1点買い。


結果


1着 1番人気 ドナウブルー(内田博)
2着 5番人気 エーシンリターンズ(北村宏)
3着 8番人気 スピリタス(和田)
18着 2番人気 エアラフォン(岩田)


ちなみに、エーシンとスピリタスの2頭のワイドは19.0倍だった。こっちにしておけば、


今頃は新しいパソコンを注文していたのではないかと……。


にしても、


オレのこの勝負弱さというのは、何なのだろーな。2番人気でビリっけつって。自分で自分が情けないわ。くわっ!


と、肩を落としながら、夜はまたまたスタジオ。ぷふふ。