響きと怒り

67年、ひとりの人間の人生に引き比べれば、長い年月。
でも、人間の歴史からすると、短い年月。


戦争こそしないでやってきたものの、唯一、戦争において原子爆弾の直接被害を受けた国が、核による放射能を垂れ流し続けているという皮肉。


にもかかわらず、この期に及んでもなお、いや、この期に及んでなのか、
原子力発電の必要性や、改憲や、兵器としての核の保有までもを主張する者がうようよ。


どこをどう歩きたいのか?
8月9日に、そんなことのカケラぐらいは考えようぜ。


と、アタマの片隅で思いながら、ライブ。


ま、音楽にイデオロギーは不要だけれど、表現というのは、生き方の形でしょ?
だから、ミンガスじゃないけれど、ちょいとアグレッシブにやってみた。
それで、表現としてのデキやら質が良くなるかどうかは別。ですが……。


生き方の形が見えない表現ってのは、何であれ、つまらんなぁ。と、思った夜。