今の君はピカピカに光って

かつての輝きを失ってしまった人がいる。


当事者の心中如何ばかりか、察するに余りあり過ぎるのでありますが、


もっとも、


文学の世界には「作家十年説」というのもあるくらいで、
中には谷崎のようなぶっ飛んだ人もいるので、一概には言えないのではありますが、


ひとりの人間がその才能をいかんなく発揮できるのは、せいぜいもって10年程度だっちゅーことでして、


音楽の世界に「一発屋」と呼ばれる人がいるのも必然なのではありますが、


数年前には、まさか、彼が、今のようなことになっていようとは、想像だにしていなかったわけで、


原発が再稼働したFUCKIN’でSHITな日に、


800円から2万円にまで復活した資金が、


最終レースで武豊に夢と希望を託したら、


1万円に目減りしてしまいましたのだった。ま、託したこちらが悪いのですが……。


かつても何も、未だかつて一度も輝いたことのないアタクシは、


性懲りもなく、今夜もスタジオ通いをしているのでありました。
いつもの声が戻ってきていたのでホッとしたのでありました。


へっ……。